液体水素、日本が輸入へ=豪州産石炭原料に世界初
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NEDOプロ「未利用褐炭由来水素大規模海上輸送サプライチェーン構築実証事業」による実証実験.
https://www.nedo.go.jp/content/100937535.pdf
「HySTRA」
http://www.hystra.or.jp/
川崎重工業が新造した液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」.
日本マリンエンジニアリング学会誌,第54巻,第 5 号(2019).
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jime/54/5/54_704/_pdf/-char/ja
電気推進.この解説記事は興味深い.とくに液体水素の特徴.
ちなみに,オーストラリアで水素を製造する際に排出されるCO2に関しては,豪州連邦政府等が進めているCO2回収・地下貯留するプロジェクトと連携とのこと.
注目のコメント
造船大国・日本ならではですね。
いま日本で出回ってる水素は天然ガスが原料になっており、1m3あたり約100円、発電単価に換算すれば52円/1kWhとかなり高めです。
そこに安い褐炭(不純物を多く含んでおり、自然発火しやすいので安い)を使う、そして大規模運搬を可能にすることで価格を押し下げようということです。
オーストラリアも石炭産業が盛んな国で、脱炭素で石炭需要が低迷する中、褐炭が売れるとなれば嬉しい話だと思います。
なお、水素製造時に発生するCO2はCCS、つまり地下に埋める想定がなされています。ただ、CCSへの過度な依存には色々な批判もあります。✴︎
✴︎大野(2021)CCSへの過剰な依存が日本のエネルギー政策を歪める、自然エネルギー財団 https://www.renewable-ei.org/activities/column/REupdate/20210930.php石炭をガス化した水素を液化圧縮し、オーストラリアから運ぶ。
だいぶエネルギー使う(CO2排出)んですね。
『原料には、低品質の褐炭と呼ばれる石炭を使う。設備で「蒸し焼き」にしてガス化し、水素を取り出す。水素はセ氏マイナス253度に冷やして液体にし、体積を800分の1に圧縮する。』