デジタルドル発行、検討拡大へ 米FRB、初の報告書

コメント

注目のコメント

• 相良 祥之

  地経学研究所 主任研究員

  ・2022年01月21日

  北京冬季五輪はデジタル人民元を世界にお披露目する場になる見込み。デジタル法定通貨についてこれまで外から検討状況が見えにくかったFRBが、北京五輪前に報告書を出してくれてよかった。
• Arai Kaoru

  公認会計士 Fintechコンサルタント

  ・2022年01月21日

  アメリカは基軸通貨を供給している強みが強力なので、法定デジタル通貨の発行可能性に一番消極的でしたが、それでもいつかは発行するということですね。
  
  アメリカが発行したら、通貨のデジタル化は世界のデファクトスタンダードになるのでしょう。
  
  最近、久しぶりに海外企業の仕事を直接受けて、やはり海外送金は面倒だと再認識しました。
  こういう感性、日本は事実上の鎖国を続けると国全体が麻痺するのだろうなと感じています。
• 白石 陽介

  株式会社ARIGATOBANK 代表取締役CEO / 東京都 デジタルサービスフェロー

  ・2022年01月24日

  中国のCBDC(DCEP)の発行は、通貨のデジタル化という観点よりも、既にデジタル化が進んだ自国通貨に対するガバナンス強化という側面が強いと認識しています。この点、米国の場合、中国と同じニーズがあるわけではなく、キャッシュレス化が遅れているわけでもないので、デジタルドルを発行するニーズは、機能的な側面では薄いと思います。
  
  しかし、GAFAMをはじめとしたIT産業に国力の軸足をおいている現状において、インターネット上の通貨の覇権を奪われるというのはリスクと考えているであろうことを踏まえると、中央銀行が主導するのか民間に主導させるのかはさておき、まずは民間発行のドルペッグ型のステーブルコインを推進した上で、CBDCまでいくかを検討してくるのではないと思料します。