低コスト細胞培養技術CulNet Systemのインテグリカルチャーが7.8億円調達、2022年に世界初の培養フォアグラ上市を目指す
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インテグリカルチャーがついに2022年に世界初の培養肉フォアグラを上市することを目標に、7.8億円の資金調達を実施。累計調達額は約19億円となりました。
同社の差別化要素としては、特許も取得している細胞培養技術の「カルネットシステム」。今回の調達でこの培養技術を誰でも活用できる「細胞農業生産プラットフォーム」へと構築していくとのことです。
そもそも、なぜ培養肉が高価になってしまうかというと、開発コストはもちろんですが、細胞の成長を促すホルモンが非常に高価というのも原因のひとつでした。試薬として販売されているものは、1gあたり数億円〜数十億円するような価格になってしまいます。
同社の「カルネットシステム」では、「生物が体内で細胞を増やす仕組み」を人工的に再現することで、高価な試薬を使用することなく培養肉を生成することに成功しました。
2022年には培養フォアグラが一部の飲食店に実際に卸される予定とのことなので、私たちの日常にもかなり近くなってくるのではないでしょうか。細胞培養のインテグリカルチャーがシリーズAで7.8億円の調達を発表しました。インテグリカルチャーは培養フォアグラだけでなく、エビ細胞培養肉や細胞培養魚肉など複数社との協業でさまざまな肉の開発に取り組んでいます。
国内の培養肉企業はインテグリカルチャーの他、ダイバースファーム、今月発表された日揮の完全子会社オルガノイドファームなどが挙げられます。
日揮、「培養肉」で新会社 30年生産開始、動物細胞から
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022010700847&g=eco
インテグリカルチャー
https://integriculture.com/