｢寝たきりでもビールが飲める｣制限ばかりの病院を出て､在宅死を選んだ人たちの充実した最期 - ｢酔っ払っても､寝たきりですから｣
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注目のコメント
コロナ禍で「社会の病院化」が進んでいます。私はいいことだとは思いません。この記事は「在宅死」をめぐるルポルタージュですが、これを読んでも「病院のような暮らし」が望ましいものではないことはよくわかると思います。
もちろん医療へのアクセスという点で、病院ほど優れたところはありません。在宅で医療を受けようとすれば、本人も周囲も、とても大変です。それはこの連載でも何度となく出てきます。
それでも、「家で死にたい」と考える人が多いのはなぜなのか。病院はあくまで限定的な場所です。人生のある場面でお世話になり、それ以外では原則としてかかわりを持たないことが望ましい場所です。社会全体を病院にするべきではないとあらためて思います。イェール大学成田先生の切腹(安楽死)の話とともに、真面目に日本で今後ちゃんと議論すべき問題だと思います。医療費うんぬんだけでなく、それぞれが最期を自分の意志で選べる社会を。
ウチのお爺(盲人)は日本酒を1日にコップ1杯と決められているらしいので、たまに実家に帰ったときは2杯飲ませてやる。「ダメ」と言われることはあっても、「もう一杯どうや？」と聞いてくれる人は居ないそうなので、すごく喜ぶ。結局そんなに飲まさなくても、勧められただけで満足している。
