国立女子大で相次ぎ「工学」分野の学部新設のなぜ
東洋経済オンライン
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この記事で取り上げられているお茶の水女子大学には、既に理学部はあります(奈良女子大学にも理学部があります)。理学部の情報系の先生方は非常に活発に研究・教育活動を続けておられるし、卒業生の皆さんも産学官で活躍されています。いまは理学部と工学部の垣根もなくなってきているように感じます。
一方、裏で起きているのは人材不足。いろいろな場所で教員・研究者の引き抜きや移籍の話を見聞きします。逆に「これまでなかったのはなぜ?」ではないでしょうか。
諸外国と比較しても、記事中にもある通り日本では大学進学の時点で理系比率(特に工学系)が少なくなっており、ジェンダーギャップが起きていました。この問題に対しての対策が遅れに遅れ今になっているということかと。
ただより本質的には進路決定前の高校までの進路指導(学校だけでなく家庭や社会も含め)に問題ありです。そこを変えていかないと、結局工学系の進学者は増えないのではと思います。昭和生まれで平成時に大学生だった当時、同じ理系でも工学部は理学部や医学部に比べると圧倒的に女子学生の数が少なかった。比率は多少変化したかもしれないが今でもそういう傾向にある中で、性別など個人の属性に関係なくSTEM教育を重視する世界の潮流に上手に乗って欲しい。医学部の女子学生が増えた時のように、工学部出身のエンジニアで良きロールモデルがメディアに出てくると良いのかも。