[ワシントン 17日 ロイター] - 米上院司法委員会は20日、アップルやアルファベット傘下のグーグルなど、強大な市場支配力を持つアプリストアを取り締まる法案を審議する。

法案の名称は「オープン・アプリ市場法」。超党派グループの支持を得ている。リチャード・ブルーメンソール上院議員(民主)とマーシャ・ブラックバーン上院議員(共和)が17日明らかにした。

ブルーメンソール議員は、今回の法案について「競合他社を圧迫し、消費者の力を削いでいるアップルとグーグルに歯止めを掛けることが狙いだ。数十億ドル規模のアプリ市場を完全に掌握しているこの二大企業に対する対応が大幅に遅れている」との声明を発表。

ブラックバーン上院議員は「(公聴会の開催は)アップルやグーグルなど大手ハイテク企業に説明責任を求めるという点で一歩前進になる」とし「ハイテク大手は、革新的なスタートアップ企業を犠牲にして自社のアプリストアの利用をユーザーに強要している」と述べた。

グーグルとアップルのコメントは取れていない。