2022/1/18

【深刻】早くも被害続出。メタバースに潜む「捕食者」たち

INDEX
  • 人気アプリで「痴漢」被害
  • 違反行為は「7分に1回」
  • メタの社員も安全性に疑問
  • ターゲットにされる子どもたち
  • メタバースは「加害者天国」
  • 「嫌がらせには負けたくない」

人気アプリで「痴漢」被害

トロントに住む29歳のシャネル・シゲンスはこのところ、VRシューティングゲーム『ポピュレーション:ワン』にハマっている。つい先日も、VRヘッドセット「オキュラス・クエスト」を装着し、アプリを立ち上げ、自分のアバターを没入型デジタル世界のバーチャルロビーに移動、対戦の開始を待った。
そこへ、見知らぬプレイヤーのアバターが近づいてきた。シゲンスによれば、このアバターはシゲンスのアバターの身体をまさぐり、精液を発射するかのような動作をしてみせた。ショックを受けたシゲンスは、男性の外見をしたアバターを操るプレイヤーに向かって、やめてと頼んだ。
「男は肩をすくめる仕草をしました。まるで『言っちゃあなんだけど、ここはメタバースだぜ。俺はなんでも好きなことをやる』とでもいわんばかりに」とシゲンスは言う。「そして、男は立ち去りました」
『ポピュレーション:ワン』のプレイ画面(Bigbox VR)