トンガ噴火、火山灰で飲料水汚染 リゾート地全壊
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火山活動はいったん小康状態となっているため、現時点ではトンガの上空に目だった火山灰はなく、衛星通信が回復してきているとのことです。一方で津波については、結局日本だけでなく北米や南米、また豪州などでも1m前後の津波を観測しており、やはり噴火による陸上や海面下の地形変化がもたらした津波がそれなりの規模で発生した可能性が高いと考えるべきでしょう。その場合、当然ですが至近距離であったトンガでもっとも高い津波となっているということになり、特に首都ヌクアロファのあるトンガタプ島はいわゆるサンゴ礁の上に火山灰が積もった低く平坦な島ですから、沿岸部を中心に広い範囲で津波で被災している可能性が高いと考えられます。長く続く通信の途絶も、単に通信ケーブルが切れたり火山灰に衛星通信が遮られたからではなく、通信に必要な設備や発電所などが津波の影響により機能していないのではないかと勘ぐってしまうようなものです。
すぐに飛行機で救援にいきたいところですが、おそらく火山灰がそれなりの厚さで堆積していると考えられ、そのままでは旅客機、軍用機ともに着陸できません。とりあえず必要な水や食料を空から投下して支援し、同時並行で発電設備や火山灰除去ができる重機などを船で持ち込む必要がある状況ではないでしょうか。まず空港の火山灰除去と港湾設備の復旧を行ってから、本格的なヒトやモノの支援を始めるしかないと思われます。地理的にもトンガとの関係からも、オーストラリアとニュージーランドを中心に国際協調支援ということになるものと考えられます。2022年になって、2日経っても正確な現地の映像がほとんど入ってこないとは・・・災害は本当に恐ろしい。
そしてインフラとしての海底ケーブルの重要さを実感。
高知のローカルテレビニュースでもトンガからの留学生が、自分の家族へ何度もSNSを送っても返事がないことで意気消沈している映像を見て、いたたまれない気持ちになりました。
とにかく現地の1人でも多くの人の無事を祈ります。