三菱UFJ銀が日銀に預けている当座預金、一部にマイナス金利
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>長引く低金利や新型コロナウイルス禍で支給された給付金などが預金の積み上がりに拍車を掛けたという。
不要なところに多額の協力金が行っているのですね〜。
協力金のバラマキで銀行が困るという、何とも皮肉な話です。
認証を受けた店は自由に営業をさせて、認証を受けない店への協力金を極力へらすべきだと思います。
協力金の額が少なければ、積極的に認証を受けるようになるでしょうし、その方が感染防止に役立ちます。
注目のコメント
少し三菱UFJに気の毒な見方もあるように思いますので、敢えてコメント致します。
まず、三菱UFJも含め、これまでマイナス金利を適用されていなかった銀行が多いのは、これを免れようと他での運用に努めたためであり、これは政策のそもそもの狙いと見るべきものです。
また、三菱UFJは円預金を取り扱う最大規模の銀行であり格付も高いため、給付金の還流や他行の事象などによる預金シフトによって、時に預金が集まりやすい構造にあります。マイナス金利を回避するためには、「預金の受け入れを断る」という選択肢もあるわけですが、金融の安定という観点から、敢えてそういうことはしなかったということかと思います。
また、報道の「年間数億円」は、あくまで年ベースに直せばということであり、実際の計算は当然「積み期間」をベースに行われます。この点も、本当は正確に書くべきだろうなと感じました。なので通帳に手数料をかけたりATMを減らすのは営利企業なので当然の話です。(マイナス金利に加えて事務コストもあります)
なお銀行間取引の無担保コール翌日物金利も元々マイナスです。「2016年の制度導入当初を除き、大手行にマイナス金利が適用されるのはほぼ6年ぶり」
つまり、三菱を含む大手行はマイナス金利政策のマイナス金利負担が殆どなかったということ。にも拘らず、マイナス金利政策を関係者は批判してきた。そういう業界から日銀の政策審議委員を選べば、当然政策決定は歪む。
三菱が「日銀に支払う金利は年間数億円」というが、逆に日銀が三菱に支払った準備付利がこんなものではないことも明らかにすべき。
追記:日経の記事には「三菱UFJ銀を含む3メガバンクは市場運用や海外での大口融資に資金を回すことで当座預金に資金を積まず、マイナス金利の適用を回避してきた」とあるが、準備預金の合計が変わるわけではないので、メガバンクが回避したマイナス金利負担は、結果的にそのような回避ができない小規模な地銀などの他の金融機関に押し付けられている可能性がある。