サウジに米企業幻滅、「脱石油依存」に暗雲

金の卵を産むニワトリの体内から金を取り出そうとしてニワトリを殺してしまう欲張りな飼い主、の類です。
　ニワトリは生かしておいてこそ金の卵を産むのですが、今すぐ金をふんだくろうとしてつぶしてしまえば、将来の儲けはなくなります。
　こういう国です。

「サウジは、外国の大手企業数十社に過去にさかのぼって課税することで資金不足に対応しようとした。過去1年半の間に、ウーバー、その子会社カリーム、さらにGEが巨額の納税義務を課され、不服申し立てが却下されると、追加で罰金が科される場合もあった。」
「2020年には付加価値税が一夜にして3倍引き上げられたこともあった。こうした突然の措置は珍しくなく、新たな政策によって以前発表された目標の効果が損なわれることが多い。
　政府は、外国企業に地域の本社をドバイからリヤドに移転するよう命じ、従わなければ政府との契約を失うと述べ、外国企業をさらに動揺させた。企業はサウジ人の雇用を増やすことも強制された。また、製品を作る際に地元産の材料の比率を上げるよう求められたことで、一部の商品は輸入品との競争力を失った。」
「ある外国のビジネスマンは、一部のビジネスに関する法律が不公平だと公に述べた後に拘束され、拷問を受けたと話している。」

https://jp.wsj.com/articles/u-s-businesses-sour-on-saudi-arabia-in-blow-to-crown-princes-growth-plans-11642383730?st=f43lb3sbwltnkmw&reflink=share_mobilewebshare