国内感染2万人超、3日連続 コロナ第6波、高水準続く
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私が勤務するニューヨークでは日本よりも数週間前にオミクロン株が流行しはじめ、感染者数はこれまでの波の10倍ほどに達しました。
良いニュースとしては感染者数の割に、人工呼吸器を要するほど肺炎が悪化する人は少なかった点です。逆に、重症化する人はほぼワクチン未接種者でした。ワクチンの効果やオミクロン株の弱毒化により激しい肺炎に至るケースは減っており、感染者数そのものが与える影響はこれまでの波より明らかに少なくなっています。
悪いニュースとしては、感染者数があまりに増えたことで、心筋梗塞、脳梗塞、腎機能の悪化など他の理由で入院が必要な人がコロナに感染していたというパターンが多く、コロナ入院患者が急増し、全入院患者の半分がコロナという事態まで悪化しました。米国の入院患者数も過去最悪の数字となっています。また、医療従事者やその家族が感染したことで勤務することができず、医療現場のマンパワー不足が深刻化しています。
同様の事態は今後数週間で日本でも起こりうることが予想されます。感染者や濃厚接触者が勤務できなくなることで、医療を含めた社会インフラに与える影響はあまりにも大きく、隔離期間の短縮が積極的に検討されるべきだと思います。感染者数が2万人超というのは数字であり揺るぎようのないものですが『高水準』かどうかつまり『高いか低いか』はあくまで比較対象により、それをタイトルにいるかは記者の主観が入る。
同じ日本のコロナの状況を表すとしても、例えば重症者を主にしてタイトルと作れば『重症者235人、第5波のピークのわずか1/9』みたいなことも言える。
個人的には感染者数が2万人とか通過して当たり前だと思っているので【実行再生産数の推移】からどのあたりでピークを迎え、被害がどのていどで収まるのかの方に興味がある。重症者が抑えられてるのがポイントでしょう。
ただし、その理由がオミクロンの弱毒性なのかワクチン効果なのかがよく分かりません。
前者であれば、今後の変異でさらに弱毒化が期待できて収束が見えてきます。
後者または双方の相乗効果であれば、ブースター接種も含めて、今後も継続的なワクチン接種と治療薬の開発が必要になります。