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スタートアップ界隈にいながら、まさに妊娠出産育児というライフイベントを真横で見る産婦人科医として、大変素晴らしい取り組みだと感じます。

産婦人科医という観点で見れば、育休は様々な意義を持ちます。
医学的にも妊娠~出産は女性は様々なリスクを抱えています。それを乗り切って出産すると、産後の身体はぼろぼろです。そこでワンオペで育児というのは、身体的なダメージのみならず、睡眠不足や孤独感といった精神の問題も重なります。身体・精神双方からの問題があるとうつなどのリスクも非常に高くなります。
第一子供は1人どころか2人で育てられるようにも出来てきません。人間社会において、子供を1人や2人で育てようとしているのは現代だけなのです。共同育児が難しい現代、育休取得によりプレイヤーが増える事はそれだけで価値があります。
そして育休はマインドセットを変える期間にもなります。最優先にし、守らなくてはならない赤ちゃんが家にいるという事は、それまでと優先順位がすべて変わるという事であり、自分最優先からのマインドの脱却が行われます。

そしてこれらは企業活動においても非常に重要なのです。
スタートアップでは当然、CEO含め中枢部に大きな権限や実行力が集中します。初期はそれでなければ進みません。しかし会社が大きくなるに連れ、部門ができ、権限移譲などが進んでいきます。
これがスムーズに行われればいいですが、多くの場合で中央に多くの権限が残ります。そのまま巨大化すると、上の意向を伺う組織になり、むしろ流動性が下がります。中央は自分がいなければ、となり、業務増大に拍車がかかる構図が出来上がります、
これは今の日本企業に根を張る重要な問題です。担当がいないと、決済者がいないと・・・となり、決済者が育休などを取らなければ、当然部下も取らない。「取れない雰囲気」がこうして出来上がるのではないでしょうか。

ゆえに、トップからまずこういう姿勢を示す。そして具体的に権限移譲し、社員の主体性も高める。大きな文化変革が行われます。これこそが求められているのだと思います。
ミラティブとLayerXの代表による育休体験談です。スタートアップの経営陣もそうですが、代表自らが育休を取得した事例はほとんどありません。今後さらに増えていくといいですね。

参考:
【3分解説】法案成立。男性育休取得の「本当の課題」とは
https://newspicks.com/news/5903023
スタートアップの男性育休がアツイ。70万円前払い、1カ月の義務化、CEOも取得
https://newspicks.com/news/6406390
【平均90日】アビームの男性育休取得率が4.5倍に伸びたワケ
https://newspicks.com/news/5945001
朝食、お弁当、夕飯をつくる日々4000人を率いる社長が育休で気づいたこと(参天製薬)
https://newspicks.com/news/6406569