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資本主義論が流行っていますね。山崎さんの見解、私は良いと思います。

資本主義という言葉はマルクス経済発、ないしは古典的な政治経済学発と言って良いはずです。少なくとも、その表現自体に、共産主義者からの否定的ニュアンスがあります。東西冷戦期、西側は資本主義ではなく、自由主義を標榜していました。日本や欧州ではマルクスの影響が戦後も強く、やはり否定的なニュアンスで資本主義という言葉が使われがちではありました。

資本主義という言葉が一人歩きしていていますが、山崎さんが仰るように「使ってみたかった」人が大多数ではないでしょうか。そしてそうした方々は、資本主義を説明出来ません。大抵、市場経済と勘違いした説明をするはずです。政治経済学、も分からないと思います。そういう方が、現代では経済学は数学で理系だ、とミスリードな主張をします(偉大な理論家は元々数学から経済学に来ています。そして、社会的な厚生を考えています)。

補足です。たくさんのいいね、をありがとうございました。

私は縁故的な要素も、資本主義システムの中では相応に重要な面もある様に考えています。もちろん、悪い点も多々ありますが、例えば近代資本主義はプロテスタントという、一種のインナーサークルで醸成されたものです。真の意味で自由主義的な純粋めいた資本主義など、有史以来ないように思います。

他方で、縁故的な要素が社会的な安定を産む反面、活力を削いでしまう点も看過出来ません。日本やイタリアなどは、正にこうした環境が定着して久しく、そこを問題視する主張は一定の合理性があると私は考えています(私もそこを問題視しています)。

個人的見解を述べれば、左派的な立場から資本主義の限界を説いたところで、共産主義社会主義の機能不全という歴史的実証結果からすれば、左派的な立場には賛同できません。そもそも、縁故的な要素も内包しつつ、多様な展開や変容を見せる資本主義とは、実に化け物のようなシステムではないでしょうか。

古い言葉で修正資本主義というものがありますが、それが定期的に蒸し返される中で、正に「使ってみたかった」人たちによる資本主義批判が散見されるのが、現状でないかと考えています。環境やベンチャー投資の要素を含めてみたものの、本質的にはセールストークとしては同質であり、ここに現代資本主義論の底の浅さを見る次第です。
「日本が新自由主義の段階に達したことなど一度もない」、「福祉を企業の負担にすることは非効率的」、「まず、社会的に強力なセーフティーネットを作る。そのうえで新自由主義を徹底することが、日本経済の閉塞性を打破する処方箋」・・・ すべてその通りだろうと納得です。
私が大学生だった半世紀以上前でさえ『日本の初等中等教育は抜群に素晴らしいが高等教育は見劣りする。世界で冠たる基礎学力をつけた人材が外国で学んで知識を持ち帰るのが日本の強み』と言われていましたから「高度な学問は外国の一流大学に行って学んでくださいと言わんばかり」というご主張も分かります。公立高校の地盤沈下やゆとり教育等を経て日本国民が平等に基礎学力を磨く基盤さえ弱体化しています。時間を掛けて崩した教育基盤を元に戻すには時間が掛かりますが「日本国内での教育水準を頂点・底辺両面で大きくレベルアップすることが何としても必要」というのもその通りだろうと思います。
『成長と分配の好循環』、『新しい資本主義』、『新自由主義からの脱却』といった意味不明ながら庶民の耳に心地よい言葉を弄することにエネルギーを使うより、日本を衰退に追い込む社会主義的、共同体的発想に基づく企業補助金や事業活動の制約を迅速かつ徹底的に見直して欲しいと思います。
山崎先生のこの一文、岸田首相を始め政府の皆さんの目に留まると良いのだけれど (^^;
(締め切りに追われながら…)この記事の原稿を書いているうちに、(日本経済が)「資本主義的というよりはむしろ縁故主義的な社会・経済運営の閉塞性…」と書いてみて、なるほど、そういうことだったか、と自分で納得しました。日本は資本主義でさえないし、まして新自由主義であったことなど全く無い。

私は、前提として強力なセーフティーネットが必要だと思いますが、日本の経済を「普通の資本主義」に少しでも近づけることが重要であるように思います。
以下、全くその通りだと思います。トッドもこれに通じるような分析を示していたと記憶します。今更修正する余地など日本には無く、普通に経済の正常化を普通のやり方で目指して欲しいと思います。

「今度は、「新自由主義」という言葉を使ってみたかっただけではないのだろうか<中略>それらしく議論をしているつもりなのだろうが、日本が新自由主義の段階に達したことなど一度もないからだ」
山崎さんの仰るとおりですね。
新自由主義を経験していないこの国が、それを批判しても・・・
この記事には関係ないですが、この30年間成長できない国が、「脱成長」とか言う最近の風潮もどうかかと思うし・・・
良記事。市場の本質から政府の規模、負の所得税・ベーシックインカムまで議論は多岐にわたる。岸田内閣のふわっとした先送り姿勢に対案を突きつけたい。
全くもっておっしゃる通りだと思いますね。

「はっきり言って、正社員をスムーズに解雇することさえできない(解雇には明確な金銭補償のルールが必要だが)日本の経済が、新自由主義的であったことなど一瞬もない。」
しかし支持率が上昇していると言う不思議。
「新しい資本主義≒社会主義」なのでは?

山崎元さんの主張はいつも明快。最近は高橋洋一氏のYouTubeも参考になります。
安倍氏路線からの禅譲なので、就任からほんの数ヶ月で何か激変することなどできるわけないと思っています。
地方自治体の知事は好きなことやれるのは2期目からと言われる。
あとで必ず読みます…