海運業界の世界ランキング2022:日欧中でしのぎ、コンテナ不足で運賃急騰のゆくえ
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注目のコメント
【追記】ちなみに,この記事の元になっているランキングは以下のサイトから無料で見ることができます.毎日更新されています.
https://alphaliner.axsmarine.com/PublicTop100/
海運業界,というと誤解は大きいかもしれません.コンテナ海運企業のランキング,になりますね.日本の邦船三社のように,コンテナとそれ以外の部門を同時に行っている企業は世界的には珍しいです.
「港湾物流を外国人労働者に依存している」とか「デンマークやシンガポールのように、国家戦略として海運を振興している」とかいろいろ突っ込みたくなるところはある記事ですが,その辺に目をつぶれば,コンテナ業界を知る上では大まかにはまとまっていると思います.
ほかの事業部門でのランキングなどは日本郵船のIRサイトがわかりやすいです.
https://www.nyk.com/ir/library/fact/
コンテナ事業の再編については,手前味噌ながらこんなものを書いたことがあります.
https://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/A201676.pdfここ数年、モーリシャスでの油濁事故やスエズ運河での封鎖、直近はコンテナ(船)不足による運賃高騰などで取り上げられてきた海運業界。是非、Newspicksの特集記事で日本の外航海運の現状、コロナ禍における船員の状況、今後の安全保障上の問題点などを多くの方に知っていただきたいです。
ちなみに、この日本船主協会の資料室に各種データ、映像等で海運に関するかなりの部分の知識を得ることができます。
https://www.jsanet.or.jp/data/pamphlet.html
私が一般の方々向けに海運事業のご説明をする際にはほぼここから資料を頂いてます。ピッカーの皆さんにも是非見て頂きたいです。毎回のごとくベトナムからの輸入品は海上運賃値上げによる価格改定。さらに弊社から輸出する日本向けの海上運賃も更に値上りダブルパンチ状態が続いています。インドネシアで仕事をしていなければここまで海運業界について勉強することなかったのでこれはこれで良い経験です。ただ弊社に限っては抜港されて出荷出来なかったことはありますがコンテナを取れなかったことはまだありません。その代わり品質が悪いコンテナが目につくようになりました。