食べログ、裁判でアルゴリズム「異例」の開示 評価透明化なるか
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アルゴリズムの開示って、もう長年受け継がれた伝統のダシの製造方法を教えるようなものですね。正直これはカカクコムがかわいそうかなと思ってしまいます。原告の主張も理解できますが、集客を食べログに大きく左右されてしまう経営の課題もありますよね。仮に今回ので原告が勝利でもしたら、同じようなケースの飲食店も同様に裁判を起こしそうです。
デジタルプラットフォームに課される規範としては、取引上の優越的な地位を利用して不当に取引相手方に不利益を課す行為をしてはならない。コンプライアンスはエンフォースされる法律のみ遵守すれば良いという要請ではないことに照らして企業としての行動を規律する必要がある。コンダクトリスクの管理は金融データに限らずデータ一般を取り扱う事業者にとって必須の機能・スキルと思います。
非常に興味深いです。少数のプラットフォーマーに生殺与奪を握られる世界は、健全とは思えません。プラットフォーマーが公的な存在に変わっているとすれば、アルゴリズムの開示は避けられないように思います。
この問題はかなりやっかいです。たとえば、「食べログがダメなら、Googleの点数をあげればいい」といっても、Googleの検索順位が食べログの点数と関連している恐れもあります。現実にはもっと複雑でしょう。アルゴリズムを開示しても、人間にはそれが理解できないかもしれません。そのとき、司法はどう判断すればいいのか。
プラットフォーマーへの法的規制が欧州でさかんに議論されていますが、同じ問題だと思います。われわれはインターネットとの付き合い方を考え直す時期に差し掛かっている気がします。