ANA社員が産直会社設立 首都圏に新鮮野菜空輸
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借金の、担保の一つは生命保険。
30代の頃、自社ビル購入のため銀行から借り入れを起こした。1億数千万円だったが、当時のボクの会社にとっては結構な金額だった。
その時、銀行から生命保険に入らされた。借入金額相当の生命保険だ。ボクに何かあった時、銀行に保険金が支払われる仕組みらしい。念のため担当者に聞いてみた。「コレって、自殺でも保険金はおりるんですか？」。答えは「イエス」だった。
この時、つくづく感じた、「経営者って、自分の命を担保にされるのか」ということである。なので、その後もメチャクチャ頑張った。だってある意味、自分の命がかかっているのだから。
で、「社内起業って、どこか覚悟に欠けはしないか？」と感じていた。なので、このようなやり方は、賛成だ。でも、本当なら、退社して起業した方が、より「覚悟」を感じるけどね。それでも、こういうやり方があってもいいと思うし、人それぞれ、向き不向きがあるから、向いてる人にはありがたい仕組みだと思う。
ちなみに、15年返済の借金は、6年で全額返済するという、キョーイの頑張りを見せたのである。命がかかってると、ニンゲンやっぱり真剣になるわ。ANA社員の方が全額自己資金で会社設立したとのことでおもしろい手法ですね！社内起業でもなく、完全に独立の起業でもなく、アセットと有機的につながった社外起業。アセットは社内にあろうが、社外にあろうが、使っていなければ価値になりませんので、社内外の意識をせず、マーケットのパイを増やしていくような、時代らしい起業で素敵です。大企業のこういったスタイルはアセット活用の観点からも加速して行きそうです。
40代にメーカーを離れベンチャーに移った際、企業に属していること自体が、いろんな面でセイフティネットになっていたことに改めて気づかされました。一方で、企業内の新規事業と異なり、自身がリスクをとっているからこそ得られる成長体験も。
ANAさんの取り組みは、セイフティネットとリスクテイクを両立させて個人が新規事業にチャレンジできる、新たなスキームになりそうです。
