「もう買いたいモノがない」日本人の消費のリアル
東洋経済オンライン
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「もう買いたいモノがない」というよりも、今のお金より将来のお金の方が大事だと思っているということでしょう。
でなければ、賃金上昇が乏しい中で家計の金融資産が2000兆円も積みあがりません。それも半分以上が現預金で。
となれば、そもそも金利って将来のお金よりも今のお金に価値を見出すからプラスになるわけで、そんな日本では中立金利がマイナスになるのも当然と言えるでしょう。価格を気にせず質の高い日用品をふんだんに買える身分なら、態々100円ショップで品物を物色したりしないでしょう。「わずかな肉しか買えない金額でもフィッシュアンドチップスがどっさり買える(必要な栄養価より量?)」とありますが、安価でカロリーの高いお菓子やフィッシュアンドチップス、100円ショップに並ぶ品々は、所得が増えると消費が減る“劣等財”の類じゃないのかな。
給料が増える見込みが乏しく社会保険料負担等の増加等で手取りはむしろ減り気味で、自動車も高級レストランも海外旅行も高根の花になり、老後が不安でお金も使えない。多くを望むと辛いので、無意識のうちに欲求を抑え貯蓄する一種の逃避行動が起きているように感じます。満ち足りて欲しいものが無くなったというより『貧しくなったせいで、もはや欲しいモノがないと信じ込む国になった』というのが正解でしょう、たぶん。枩村氏の所見に同意です。