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暴力のトラウマは、人を鬼に変えることがある『鬼滅の刃』が大ヒットする日本で精神科医が考えたこと - 「深読みのしすぎかもしれませんが」

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  • 農業 理学

    佐藤優氏に斎藤環氏。この二人の対談本『なぜ人に会うのはつらいのか』。二人のファンだったので楽しみに読み進めていましたが、一通り目を通し終えました。思った以上に良い本だと思いました。
    特に印象に残ったのはこの部分。

    ーーーーーーー
    佐藤 もし暴力が完全になくなってしまうと、世界は際限なくエントロピー(不確定)化して、我々自身も消えてしまう。裏を返せば、拡散を防ぐためには、ちょっと無理して耐エントロピー構造を作っていかねばならず、その機能を果たすのが暴力に他ならない―。そんな理解でよろしいでしょうか。
    斎藤 おっしゃる通り、社会の根源に暴力があると思うのです。…
    ーーーーーーー

    エントロピーという普遍的な概念を使って、暴力の効能・必要性・不可避性がこんな形で表現出来るとは、目からウロコでした。

    逆に言えば、エントロピーを低減させることは暴力に比することと言えるのかも知れません。
    例えば、部屋の掃除、整理整頓。身だしなみを整える、久しぶりに顔を合わせた人に挨拶するなど。
    放って置くと乱れてしまったり消えてしまったりするものを維持する時に必要となるのが、一種の「暴力」的なエネルギー。
    引きこもりになってしまうような人たちは、そのような暴力的エネルギーの消費を可能な限り回避し続けようとしているということなのかも知れません。

    しかし、生きている限り必ずエントロピーは増大し、エネルギーは消費されてしまうのです。
    どんな「暴力」的エネルギーを振るうことを選んで生きていくのか。それをどこかで選ばなければいけない、そんな勇気がどこかで必要なんだと言うことなのかもしれないと思いました。
    (追記: 筋金入りの引きこもりの人は、むしろ「外に出る=正義」な世間に流されまいと暴力的エネルギーを使って引きこもっているということになるのかも。それを佐藤さんは巻中で「思想」だ、という言い方をしていた。そうなると、もしかしたら、このコロナ禍で「ひきこもり」が増えたことは、むしろ聖域を侵されているような気分になっているのかも知れない。)

    猫にデレデレしている佐藤さんを「ラスプーチンがトトロになった」と言ったり、大分慣れ親しんでいる感じを出してきている、巻頭の斎藤環さんの前書きが微笑ましかったです。
    どうかもう一度でも、この二人の対談が実現しますように。


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