EUの小国リトアニアが「中国との断交」へと舵を切る本当の意味
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この記事は、ヤフコメでは嫌中派のウケが良いようです。タイトル的にも、さもありなん。本当の意味にしては、よくあるタイプの説明ですが。
東大の松里公孝先生の『ポスト社会主義の政治』(ちくま新書)にリトアニア政治に関する鮮やかな論述がありますが、要するに同国の国民にウケが良い対外姿勢が、今の中国やロシアに対する態度なのではないでしょうか。
隣国であり歴史的関係が強いポーランドの与党、法と正義は、EUに楯突くことで国内の支持を固めるポピュリスト政党です。翻り、リトアニアの現最大与党たる祖国同盟=リトアニアキリスト教民主党なわけですが、彼らがまた対ロ対中に厳しい姿勢を見せつけることで、国内の支持基盤を固めているのではないかと考える次第です。
そうすると、その厳しい対中姿勢が、他のEU諸国の賛同を必ずしも得られていない現状と、整合的となります。