2022/1/9

【直撃】アマゾンらの独占から解き放つ。DX支える「本命」の正体

NewsPicks 編集部(シリコンバレー支局長)
データを使って売り上げにつなげたい。そう思う企業はたくさんあるが、実はデータを使いこなせている企業は多くはない。
最大の理由は、データを扱う人材の不足にある。
様々なデータを使うには、データのフォーマットを揃えたり、つなぎ合わせたりする「下作業」が必要になる。データを分析する専門家は、実はこうした準備に50〜80%の時間を割いている。
その問題解決に挑むのが、サンフランシスコ発のDatabricks(データブリックス)だ。
データサイエンティストらが本来の仕事に集中できるよう、AIを使って「下作業」を肩代わりする。
写真:Getty Images / Chalirmpoj Pimpisarn / EyeEm
サービスを利用する顧客の中には、データ処理のスピードが100倍以上になった企業もある。
利用企業は、スターバックス、ウォルマート、シェルやナスダックなどフォーチュン500社(全米上位500社)の40%以上に上る。
まさに、データをビジネスに生かす、デジタルトランスフォーメーション(DX)をサポートする本命企業だ。評価額は4兆円を超え、今年にも大型のIPO(新規株式公開)をすると注目を集めている。