2022/1/10

【解説】地球温暖化を(慎重に)楽観すべき理由

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この記事は、Quartzによる会員向けニュースレター「How to(ハウ・ツー)」から一記事の翻訳です。
2020年の調査(PDF)によると、なんとアメリカ人の10人に4人が、もはや気候変動に打つ手なしと思っていた。
そんな絶望的な気持ちになるのも、わからなくはない。
なにしろ気候変動に関して聞こえてくるのは悲惨なメッセージばかり。これはリアルな問題だ、地球が燃えている、人類は崖っぷちに立たされている──。
でも、いい知らせもある。
気候変動に関して、まだ人類の運命は決まったわけではない。実際、温暖化のペースは、かつて予測された軌道をわずかに下回っている。
2015年は、今世紀中に4度上昇すると言われたが、今は1.9度と見られているのだ(各国がちゃんと目標を達成すればの話だが)。大気の状態を安定させるためには、抜本的な行動が必要だ。恐怖や絶望感に飲み込まれている場合ではない。
楽観主義者が未来を変えると言うではないか。
INDEX
  • ① 地球の現在地
  • ② 子どもたちから学べること
  • ③ ちょっといいニュース
  • ④ アプローチを変えてみる
  • ⑤ DIYでできること
  • ⑥ 英語でもっと学ぶ
  • ⑦ おまけ

① 地球の現在地

2021年は世界中で異常気象による壊滅的な災害が起きた