東京都 新型コロナ 新たに641人感染確認 前週比約10倍
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東京都の小池知事は「新たなフェーズに入った」と述べました。きょうの東京都の専門家会議では「経験したことがない感染拡大」とのコメントも出ています。東京都は「警戒レベル」を上げるとのことです。
アメリカ軍から感染が拡大しているとみられる山口県ですが、隣県の広島県では政府に対して、山口と接する県西部地域の広島市、廿日市市、大竹市、府中町、海田耵に「重点措置」の適用を要請しました。ある程度予想された数字ですので特に慌てるでもなく、とにかく今晩はコロナよりも雪による事故とケガにくれぐれもご注意下さい。
明日以降、日常に戻ったら、ちょっとこれまでよりは飲み会やお友達とのご飯を控える感じになるかとは思いますが、
もし重症化しなくても感染してしまうと勤務できなくなりますので、医師も含めてリモートできないエッセンシャルワーカーのみなさまはやはり感染しないよう注意が必要ですね。
重症者増加による医療崩壊だけでなく、医師不足による医療逼迫も可能性としては起こりえるので、そうならないように感染予防継続です。感染者の拡大は先行する海外の状況を見ると予想できていたはずですが、政府が年末年始に行動制限策を実施しなかった理由は「感染者がほとんどいない中での実施は世間からの支持が得られないと判断した」からでしょう。
過去の報道を見る限り「何もしないこと」への世論の疑問は少なかったと思います。「オミクロン株は（適切な医療を行えば）軽症にとどまることが多い」という海外の事情を踏まえ、世論を最大限重視する方向から、敢えて行動制限を行わずともリカバリーできる可能性に賭けたのだろうと思います。
年末年始の行動制限がなかったことにより、ほぼ気兼ねなく帰省や国内旅行を楽しめ、観光や外食産業の影響が大きくなかったという良い面もありましたが、これ以上の拡大は「病院外来等での初期の診療が受けられない恐れが高まる」ことから避けられるべきでしょう。
オミクロン株は、重症化しにくい傍らワクチン2回の接種後6カ月以上経過した場合効果が見込めないとされます。3回目接種が出来ない限りは接触を避ける以外に回避の方法はなさそうですので、危険と思う方は政策を待たずに可能な範囲での自己対策が良いと思います。
オミクロン株の留意すべき特徴は、
・感染力が非常に高い
・感染から発症までと回復するまでも非常に早い
・軽症にとどまる場合が多いが低確率で重症化、死亡もある
・従来型ワクチンの2回接種で獲得できる抗体では十分に対抗できないが、3回接種である程度の抗体が獲得できる
米国CDCが推奨している行動指針を以下のコメントでまとめています。
「『接種証明で制限緩和』適用要件厳しく 政府検討」（日本経済新聞 2022年1月6日）
https://newspicks.com/news/6537734?ref=user_1310166
ただしワクチンの3回目接種については世界各国でも獲得競争が行われていることから、日本が入手するまでに時間がかかると思います。それまでの能動的な対策は自己防衛しかない（接触を避けることを推奨する以外できることがない）でしょう。関連する内容は以下の記事に対するコメントに記載しています。
「3回目接種、3100万人前倒し 来年2月以降は一般高齢者も」（共同通信 2021年12月17日）
https://newspicks.com/news/6473089?ref=user_1310166
