顧客は技術ではなく、利便性に対価を支払う
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この連載には大企業の中でイノベーションを起こすためのtipsが詰まっていると思う。今回出て来る場所を本社と「スープが冷めない」絶妙な距離に移したというのも大きいと思う。イノベーションを起こすためには「空気」は何より重要。離れた場所に移した事は↓のような独特の空気を作る事を後押ししたと思う。
「虎の門のドコモ本社を学校とするならば、神谷町のビルは高校野球の合宿所でした。世間の評判は弱小チームで、同級生も先生も親たちもそう思っていて、我々だけが甲子園で優勝すると信じて練習に励むチームの熱気ムンムンな合宿所の雰囲気でした」オフィスを離したあたりとか、イノベーションのジレンマにある別部隊にする的なところと重なる。iモードはdocomo傘下だから大きくなったのではなく、特異ケースだったと思わされる。
あとUP社の提案をブラックボックスだから不採用としたというのは、結構その後のiPhone導入の遅れとも共通してる意思決定要因なのかなと思った。たしかにブラックボックスが多いものの導入を避けたいだろうが、それがマジョリティとなった瞬間に、導入遅れは手痛い…「結果的に、多くのコンテンツにアクセスを可能にするインターネット標準方式を採用した我々のiモードが世の中に受け入れられました。顧客は技術を買うわけではなく、もたらされる利便性に対価を支払うのですから」この決断がいまのスマートフォンにつながる。日本で育てられすGoogleやiPhoneに引き継がれて大成長したのは
本当に悔しいな。日本のキャリアの責任 大かな。榎さんがトップになれなかったNTTの限界を感じる。