中国通信最大手が上海上場 米政権制裁でNYから回帰
コメント
注目のコメント
中米のデカップリングについてですが、
私の見解としては、アメリカはハイテクのところで中国を切り離したいのにたいして、中国は金融におけるアメリカとの関連を切り離したいと考えています。まったく違う分野でのデカップリングですが、今後も引き続きやっていくと思われます。2021年にニューヨーク市場で上場廃止になったのは、中国移動通信(チャイナモバイル)だけではなく、中国電信(チャイナテレコム)、中国聯通(チャイナユニコム)も上場廃止になっています。
また、この3社は、米国内での営業免許も取り消されています。
中国移動通信は、すでに香港市場にも上場しています。
中国電信(チャイナテレコム)、中国聯通(チャイナユニコム)もまた、すでに上海と香港で上場しています。
2021年には、中国海洋石油もニューヨークでの上場を廃止されたし、ニューヨーク市場に代えて、中国企業の上海、香港での資金調達が急増しました。
結果として、2021年から2022年には上海市場で超大型上場が相次ぎました。
株式市場としては、ニューヨーク市場(株式時価総額25兆ドル)、ナスダック(24兆ドル)と比べて、上海(8兆ドル)、香港(6兆ドル)は、まだ遠く及びません。
米国での資金調達なしでやっていくには、中国の株式市場はまだ発展が足りないように見えます。