長寿国家の日本「平均寿命が延びれば出生率は必ず下がる」という事実
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平均寿命が延びると必ず少子化になります。「平均寿命が延びる」とは「乳児死亡が減る」ことと同義だからです。
なぜ昔の女性は多産だったのか?なぜ七五三のお祝いがあるのか?そんなこともあわせて、少子化のメカニズムを視点を変えて見てみましょう。『子どもや孫が、親や祖父母の面倒を嫌がらずに請け負う』という文化であれば、少子化にはならないと思われます。
日本を含めた先進各国では『自分のことは自分でする、自己責任と自己管理』が重要とされる文化が醸成されているのが実情。
老齢世代もその文化の中におり『子どもや孫が面倒をみてくれる』と考えることはできません。
となれば、中年期に差し掛かる頃には老後の蓄えなども考慮した人生プランが頭に入ってくるはずです。そして、そんな思考は社会にも流布され「老後のために多額の蓄えが必要」という常識ができます。
結果、2人ほど子どもを授かった夫婦は『そろそろ子作りよりも余生のプランも考慮しなくては』という考えに傾き始めます。
こんな流れで、
文化や医学が発展する→寿命が伸びる→人生プランの考え方が変わる→少子化に傾く
となるのではないかと思っています。
子育てスタートした人は『こんなに手間と金がかかるのか』と肌で感じるでしょうから、よほど絶大な老後の生活を補償する社会の仕組みが無いと、少子化は改善しないでしょう。
かくいう自分も『子どもは2人で精一杯だな』と肌で感じましたので。