2022年のパンデミック終息を期待、各国の協力が前提=WHO事務局長
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WHO事務局長の立場からの発言として理解できます。現状は、発展途上国のワクチン接種が十分に進まない中で、先進国(特に米国、欧州勢、イスラエル)がオミクロン株への対応のために急速に3回目接種(ブースター接種)を進めることを目標に掲げて政策を進めています。
ワクチン接種は国民の健康を保護する切り札的施策であるだけでなく、コスト的にも「入院や抗ウイルス薬の投与など他の治療が必要になった場合と比べると極端に安い」という実情があります。(薬剤費のみの目安として、ワクチンは1回接種当たり2500~3000円程度、抗ウイルス薬6~8万円程度、モノクローナル抗体30万円を超える価格)
また、先進各国ともワクチン接種(=蔓延抑制)がとりわけ経済活動の条件になるほどの重要性をもつことを認識しているため、ワクチンを十分量確保したいとする動機は当面消えそうになく、各先進国はワクチン確保を最重要事項として動いていると思われます。
この中で、経済力と技術力がなく影響を受けている発展途上国に住む方々は、先進国と比べると高いレベルで命の危険にさらされている状況ですが、先進国側もワクチンの入手が遅れると発展途上国よりは低いレベルながら自国民を危険にさらす可能性がありますし、渡すと自国の経済活動に影響が出ます。
製薬企業の目線では、非常に高額な費用をつぎ込んでこれまでベンチャー投資を行い先進国が作り出した「知財の塊」である医薬品を「対価は出せないが人道的な理由から提供せよ」とWHOに言われたからとしても、現時点で無償近くの価格では提供していません。
妥協点は、先進国民が多く拠出した資金を使ってWHOがワクチンを購入して発展途上国民にワクチンをいきわたらせることでしょうが、これも現在は先進国が我先に購入交渉をワクチンメーカーに行っているため棚上げされていると思います。
いろいろと、極めて難しい問題が絡んでいます。早く治療薬ができますように…
エンタメ業界は昨年も1-10月で対2019年比35%ほどの売り上げです。一昨年は15%ほどでした(落ち込みじゃななくて売り上げが!です。)今年も助成が昨年と同じくらいあったとしてもまだ復活には時間がかかると思います。早くコロナを恐れずに済む世の中が来てくれたらと願って止みません。