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<フォーカス>中ロ軍連携、日本警戒 周辺海空域で「示威行動」 四島への波及懸念

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  • 笹川平和財団 上席研究員

    米国が中国を抑止するために同盟国等との軍事協力を強化していることに対して中国は危機感を強めています。特に、AUKUSは中国の神経を逆撫でしました。英国はEUに加盟して自らの思いどおりに行動できませんでしたが、EUを離脱して、苦境に陥るのと同時に、英連邦の国家および米国との協力によって新たな国際秩序を主導しようとしています。中国にとってAUKUSはその軍事的象徴であり、「AUKUSは軍拡のパンドラの箱を開けた」と強硬に批判しています。さらに、フィリピン東方海域で、ファイブ・アイズのメンバーで英連邦に所属するカナダとニュージーランドが参加した6カ国海軍合同演習を実施し、米海軍とカナダ海軍の艦艇がともに台湾海峡を通過することによって、米国は「AUKUSは一つの段階に過ぎない」という政治メッセージを中国に送りました。
    中国は、英米に対抗するために、ロシアとの軍事協力を深めまています。しかし、現段階での中ロ軍事協力は、共同作戦を実施するレベルにはないと考えられます。ロシアは中国の武器開発に技術的協力をしていますし、戦略合同パトロールなる、艦艇や航空機の航行を行なっていますが、共同作戦を実施するためには、まず中ロ間の相互不信を取り除く必要もあります。
    中国は北方領土の問題に関わりたくはないでしょう。中国にとって、米国の同盟国との軍事協力強化を阻止することが重要です。日米同盟は、中国にとって非常に厄介です。日本は地政学的に極めて重要で、米軍が自由に使えること、あるいは自衛隊が米軍と運用を一体化させることは、中国に対する強力な抑止力になるでしょう。中国がAUKUSの次に気にしているのは、ファイブ・アイズの軍事協力の強化と日米同盟の統合運用の深化です。
    現段階では、中国は日本を米国側に追いやりたくないのです。中国は、ただでさえ尖閣諸島で日本と対立します。中国は、ロシアと共に日本に軍事的圧力をかけると同時に、経済的社会的な懐柔政策もとっています。伝統的な強制と協調の手段の同時使用です。軍事的牽制は、政治的メッセージですから、その能力を見せつけますが、実際に行動に移してしまっては逆効果です。中国は、ロシアとの軍事協力によって日本に圧力をかけますが、現段階ではロシアと北方領土をめぐる共同作戦を実施する可能性は低いと考えられます。


  • ユニバース・インベストメント合同会社 代表社員

    ウクライナと台湾も


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