日本のメディアには「栄養」が足りない
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注目のコメント
早くも最終回になってしまいましたが、連日、皆さんの建設的なコメントを拝見し、気づきや学びがたくさんありました。ありがとうございます!
さて、私はメディアからの情報摂取をよく食べ物に例えるのですが、皆さんの中にも、本当は、毎日でも、ラーメンや揚げ物、スイーツを食べたいけれど、健康を保つ為に、野菜や果物を摂らなければと、バランスを考えられている方も多いと思います。
ところが、メディアからの情報には、これといった「健康の指標」があるわけではないので、下手をすると「デザート」ばかり、「揚げ物」ばかり、ということもあるかもしれません。You are what you eat(あなたの身体は食べたもので出来上がる)といった言葉がありますが、私達の世界観の構築の元は、まさにYou are what you read (watch)かもしれません。
政治や経済、社会の動きを理解して、より良い世の中にしていくためにはどうしたら良いか、と考えていく為には、やはり質が高く栄養バランスに富んだメディアから情報を得ることが大事ではないかと思います。
デザート系やジャンクフード系のメディアは皆が大好きですから放っておいても、どんどん出てくるかと思いますが、カルシウムやタンパク質、ビタミン系ものは、進んで食べる人がいなければ、脇に追いやられてしまいかねない危い存在です。
これを機会に、自分はどんなメディアからどんなタイプの情報を得ていて、それが自分の世界の理解の仕方にどう影響しているのかなど、栄養バランスを考えるように、ちょっと振り返ってみるのも面白いかもしれません。(実はメディアリテラシーのワークショップの導入に良く使うのですが、結構盛りあがりますw)
さて今回は、記事を読んで頂けることはもとより、記事に対して建設的なフィードバックを頂けるのが、何よりありがたいことでした。「みんなで作るメディア」的スローガンを掲げるメディアは少なくありませんが、NewsPicksでは、まさにそれが実現されつつあるのかなと思いました。
佐々木編集長、ふるまいエディターはじめ編集部の皆様には大変お世話になりました。そして読んで下さった皆様、コメントを書いて下さった方々にも、心から感謝しています!NewYorkerとAtlantic、AtlanticのQuartzは特に面白い。ただのインタビューだけでなく、長文・調査報道記事を出す新興メディアのためには、やはり既存のメディアの統合なども必要なのかも。