意外と知られていない。東京が、20年も連続で「婚姻率ランキング全国1位」を続けている事実
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注目のコメント
私は観光が専門ですが、観光による地方創生をやりたいので、47都道府県の人口変動を経年で分析したりすると、大抵の都道府県で人口流出が多い年代は、18歳から24歳です。
つまり、進学や就職先が地元になくて都市部に流出してくるのです。
もちろん、全員が東京にくるわけではなく、東北6県なら仙台、北海道なら札幌、九州なら福岡という人も多いですが、全国から若者を集めるのは東京です。
東京には仕事がある。だから若い人は出てくる。
そして、結婚適齢期である。
結婚に必要な要素は、男性なら特に仕事と収入があること、
女性なら若さ、だったりしますので、この両方が揃いやすい東京は、婚姻率が高い場所となるのです。
東京は、女性なら収入を得て1人でも生きていける街であり、地方のように、「女は結婚して子供を産み、家を守って一人前てあり、それが、女の幸せである」というプレッシャーや社会的圧力が低いため、
未婚率も高くなります。こうしたデータ記事を読むときには、「定義」をきちんと理解することが大切です。
「婚姻率」とは、厚生労働省の定義によれば「ある年の10月1日時点の人口に対する、その年の婚姻件数の割合」です。婚姻件数を左右する要素としては、そのときどきの社会情勢、経済情勢もありますが、その地域のもともとの年齢構成も大きな要素になります。例えば東京と秋田では、中位層年齢に10歳の開きがあります(東京45歳、秋田56歳)。地方での婚活は大変なんですね。私が移住した栃木県の那須塩原市は、図書館の中に「とちぎ結婚支援センター」というのがあります。市をあげての婚活応援なんだ、といつも印象的ですが、地方から若者が流出するのを防ぐためにも重要な取り組みだとこの記事を見て改めて思いました。
いい仕事がないから都会に行く、とは聞きますが、結婚相手がいないから地方から都会に出て行く、というのは、何か対策が大切かもしれないですよね。仕事は最近ではフルリモート案件も増えてきて都会に出るだけがオプションではないものの、さすがに結婚生活をフルリモートでは難しいですし。
(私自身は結婚してしばらく、当時、海外赴任中だった夫とフルリモートではありましたが。。。)