史上最大の宇宙望遠鏡打ち上げ 「第2の地球」観測に期待
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打ち上げ成功おめでとうございます!ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)はハッブル望遠鏡の後継機で主に可視光・赤外線で輝く宇宙の姿を捉えます。宇宙で最初に形成された銀河(初代銀河、ファーストギャラクシー)、宇宙で最初に生まれた星(初代星、ファーストスター)、系外惑星探査などの観測に適しているので、今後これらの天体に関して多くのクリエィティブで新しい知見が得られると期待されています。ハッブル望遠鏡は地球から近い軌道上にいたので修理可能でしたが、JWSTは地球から約150万キロ離れた遠方に位置(※)するように投入されるので修理不可能な点が懸念されているところです。なんにしても続報を待ちましょう。
【※】地球と太陽のラグランジュ点(L2点)。ほっとした、が正直な感想です。約1兆円をかけた史上最高性能の宇宙望遠鏡。期待される成果も桁違いです!
ですがまだ気は抜けません。テニスコートほどの大きさもあるサンシールドの展開、主鏡の展開、そして太陽ー地球のL2まわり軌道への投入と、乗り越えなければならないイベントがいくつも続きます。もちろんこれだけ入念に準備したのですから自信はあるのでしょうが、どれか一つでも失敗したら望遠鏡が機能しません。オペレーションチームは年末年始息をつけない日々が続くでしょう。
兎にも角にも、アリアンスペースは特大のクリスマスプレゼントを宇宙へ届けてくれました!!!ハッブル宇宙望遠鏡の後継機だが、ハッブルと違い、JWSTは故障しても修理できない。非常に繊細な技術でできている衛星だけに、不断の調整が必要になるはずだが、それができないのはなかなかつらい。無事の運用を祈る。