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三菱ケミカルさんが鹿島東部コンビナートに建設を進めている、プラスチックのケミカルリサイクル工場に伺いました。

まるで映画に出てくる近未来都市のような迫力に、首を四方に曲げては何度も目を見張りました。

2023年、国内最大規模のケミカルプラスチックリサイクルのプラントが誕生するそうです。

そのプラント立ち上げに日々奔走しているメンバーたちと、サーキュラーエコノミー推進本部を取材しました。
循環型社会のひとつのモデルが動き出す鼓動を、記事を通して感じてください!
三菱ケミカルは廃漁網を再生したナイロン樹脂などで話題のプラスチックリサイクル業者であるリファインバースと提携、住友化学は金属・自動車・家電・小型家電などをグループで手掛けるリバーホールディングスと提携検討というニュースがありました。大手化学メーカーが手掛けるような大規模なリサイクル施設は、いかにリサイクルするものを安定的に集めて稼働効率を上げるかという部分が持続可能な運営の鍵となるため、既存のリサイクル業者との連携が進んでいるのだと思います。

新法「プラスチック資源循環促進法」が4月より施行されるということで、プラスチックの国内循環がより促進されます。これまでは洗浄・分別・分離の手間をかけてまでマテリアルリサイクルがされてこなかった複合素材や汚れたプラでも、ケミカルリサイクルであれば一気に処理が可能ということで、循環需要の高まりも相まって注目度が高まっています。

油化やモノマー化などの手法でケミカルリサイクルされた原料は、バージン材料と同じ品質のものに戻るということで、(一部のPET to PET製品を除き)再生素材としてあえて注目されることは多くなかったように感じます。
一方で原料の出どころを製品から辿ることができる仕組みの構築が様々な方面から検討されつつあったり、リサイクル素材の利用をあえて全面的に出して環境への貢献をアピールする事業者が増えていたりするため、今後はケミカルリサイクル後の原料も、ブランド化されて流通されていくポテンシャルがあると思います。化学メーカーだと自社内で原料をまわしていく過程でトレーサビリティの確保がしやすく、ブランド化に挑戦しやすいのではないかと思います。
できた石油が精製可能なら、無理にポリマーのままリサイクルするよりいいですねぇ リサイクルプラスチックは材料性能が大きく下がるため、用途が限られますので
単にリサイクルするだけではなく、地球にやさしいリサイクルが求められるのだと思います。
この連載について
日本最大手の総合化学メーカー。「機能商品」「素材」「ヘルスケア」の3分野で事業を展開。2022年7月から三菱ケミカルグループへ社名変更。
時価総額
1.38 兆円

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