【入門】半導体が分かれば、政治のニュースはもっと面白くなる
コメント
注目のコメント
なぜ、半導体が「21世紀の石油」なのか。確かに半導体が重要とはいえ、その背景を考えたことがあります。
キーワードは、ニュースでよく出てくる「コモディティ」でした。これには二つの側面があります。
まず、「日用品」や「必需品」のニュアンスの意味でのコモディティ。半導体は、身の回りの製品にあまねく使われています。さらに、規格化されて他の製品と互換性を持つなど、確かにコモディティに近い面もあります。
このような需要面のコモディティに対し、供給面のコモディティは、誰でも作れる、新規参入が容易、といった理由から、いくら売っても儲からない製品というニュアンスがあります。
半導体は、製品の種類にもよりますが、技術的なキャッチアップが難しく、今や1兆円単位の投資資金が必要なため、闘い続けられる企業が絞られてきました。供給面では、コモディティ化されていないといえるでしょう。
このように用途はコモディティ、供給はコモディティ化しておらずに少数の企業が独占する。このギャップは、あらゆるエネルギー源に使われるものの、採掘場所に限りある資源である原油に似通うものがある。
この構図こそが、半導体が「21世紀の原油」たるにふさわしいのかと思っています(もちろん、他国に工場を建てることで、産出場所はある程度は分散できますが)。装置、材料では日本が優位だ、という論調だが、一口に200以上ある工程のうち、どれほどクリティカルな工程向けの装置、材料を日本勢が納めているか、見ることも重要。
線幅を実現する工程は露光(リソグラフィ)である。80年代から90年代はニコン、キヤノンが80パーセント、90パーセントのシェアを占めた。主に日本勢、インテルを顧客にして、コラボして装置を開発、製造した。集積度が高まるスピードは、ある意味両社次第であった。
記事でも明らかなように、両社は今や挙がって来ない。欧州のASLMに持って行かれて20年が経とうとしている。こうした点まで掘り下げないと、勢力図は読み込めない。
これが、記事を読んで感じたことです。TSMCの新拠点について触れるなら工程図に後工程も入れてあげて…前にもどこかで書いたけど……
https://www.semijapanwfd.org/manufacturing_process.html
日本勢がどこでどのくらいシェアが取れてるかわからないというコメントがあったのでわかりやすく整理されているこちらを
「”士農工商後工程”→パッケージング優位」への変遷にも触れられており、面白いです
https://newspicks.com/news/6457427?ref=user_238697