【竹田ダニエル】Z世代的価値観は、現実的なウェルネスの現れ
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注目のコメント
一つの世代を語ることは簡単ではないと思う中、ダニエルさんの分かりやすいと同時に思慮深い総括に感謝です。
(ちなみに、自分はVC業務の副業として、ウェルネスのコミュニティを運営しているのですが、運営者自体は世代的には多様ですが、対象としている方々のマインドは、まさに次世代=Gen Zやその次の世代と言われるGen Alphaです。そのため本件は特に共感させて頂きました!)
Z世代的な価値観とは、ウェルネスを体現しようと言うとても人間らしいジャーニーなのではないか、と私も感じました。
Gen Zの方々は今、色々な苦しみや葛藤もあると思いますが(特にメンタルヘルスの課題)、僭越ながらとても勇気づけられています。
Great Resignationにも見られる通り、何のために無理をして働くのか?と問いていますね。
この新年の時期も、アメリカのこれまでのムードが少し変わっているように感じます。「年末はとにかくバカ騒ぎして発散して、新年はまたアグレッシブに目標を立てる」ことが見直されているように思います。
なぜ、年末しかゆっくり休めないのか?
なぜ、新年だからと言ってさらに成長を追い求めさせられる必要があるのか?
など問われている。
コロナ禍のBLM運動もやはり一つの大きなカタリストであり、社会の根本的な不平等の上に今の行き過ぎた資本主義が成り立っていることが露わになってしまった。さらには、米国での裏口入学スキャンダルで、能力主義(メリトクラシー、日本で言う「親ガチャ」)自体を問う大きなきっかけとなったかと思います。
とにかく、今後、GenZの方のイノベーションを邪魔してしまわないように、学ばせて頂けるように、そして世代間の協業の方法を模索できるように、努めないといけない、と改めて思いました。リアーナが展開するFentyブランドシリーズで、彼女を「世界一裕福な女性アーティスト」に押し上げたほどです。ただし、ハイエンドのファッションラインであるFentyブランド自体は、うまくいかず、昨年休止が発表しています。
マス向け価格帯のSalvage Fentyは、マーケティング的な打ち出し方が上手だなと感心します。例えば、Z世代に向けて、よりリアルであるために、一般公募でモデルを募り、様々な人種、体型の女性を選んだり、これまでスーパーモデルが売りだったVictoria’s Secret(VS)とは真逆の戦略であり、今ではVSですら多様性として様々な体型のモデルを起用するほど、下着業界を劇的に変えましたね。
Z世代へ向けて、多くの企業が様々な戦略に拍車をかけていくと思いますが、やはりフェイクではなくリアルであることが大事ですね。つまり、Z世代へ向けて仕掛けているだけではなく、仕掛けている内容を企業のパーパスやビジョンとして繋がっているか。現実主義でイノベイティブなZ世代へ、様々な企業がどうマーケティングしていくのか、楽しみです。Z世代のトレンドは表層的なものではなく、社会背景を受けた若者の現実だと、竹田ダニエルさんはおっしゃいました。
同じ価値観を持った人は世代で簡単に分けられるものではなく、Z世代的な価値観を持った人たちの声が大きくなっていると。
ミレニアル以上の世代でも、同じような感覚を持っている人がいて、そういう方たちとも共鳴して社会全体の「当たり前」が変わっていこうとしている、今はまさに過渡期なのだろうと思います。
彼ら・彼女らの考えの根底にあるものについて解説いただきました。