【最新展望】コロナワクチンの成功で加速する「mRNA医薬」
NewsPicks編集部
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mRNAワクチンの高い有効性は、同じ原理で働く「mRNA医薬」全体の開発に弾みをつけました。そのターゲットは感染症にとどまらず、がんや他の病気にも広がっています。
主なターゲットごとの最新の開発状況や将来展望について、mRNAなどの核酸を使った医薬の開発動向に詳しい国立医薬品食品衛生研究所の井上貴雄氏に話を聞きました。
新しい医薬が世に出るには、承認審査などの枠組みがしっかり整備されていることも重要です。国内では2018年から議論が始まっていたそう。技術の完成前から検討が始まっていたというのが印象的でした。
※1月5日午前11時55分追記
記事後半に登場する位髙啓史教授のご所属が東京大学になっていましたが、正しくは東京医科歯科大学でしたので訂正しました。大変失礼しました。
注目のコメント
mRNAはウイルスだけでなくて癌細胞にも効果があるんですね。
iPS細胞との相性が気になったので調べたらNHKで山中伸弥教授とカタリン・カリコ氏の対談が掲載されていました。
少なくとも両氏の活躍がmRNAとiPS細胞の研究に相互に影響し合っているようです。
NHKーカタリン・カリコ×山中伸弥 【前編】ワクチン開発につながった強い思いと苦難の研究生活
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/539/新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって,mRNAを利用したワクチンをはじめ,新しいタイプのワクチン開発が本格化しました.これが癌など,患者個別にカスタムメイドされた抗体医療の拡大に繋がっていくのでしょうね.