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注目のコメント
人口は間違いなく成長パワーの源泉です。世界のGDPランキングを見ても明らか。人口1億人以上の先進国は、アメリカと日本のみ、です。
私は、社会人2年目に、ホテル予約サービスをリクルートで立ち上げるラッキーを掴みました。2000年開始のじゃらんネットです。
就職氷河期に就職し、のちにロストジェネレーション世代と名前がついた時代を生きながらも、当時、日本の爆発的なインターネット人口の波に乗ることができ、20代のビジネスパーソンとして成功体験を積めたのは大きいと思います。
その頃、本記事の佐藤さん(テルさん)は、ネットプライスというサービスをやっていて若手起業家として世間の注目を集めていました。
わたしもネットプライスのギャザリングサービス(共同購入)でアクセサリーとか買っていました。
1999年にiモードがスタートして、インターネットが一部のマニアやビジネスパーソンだけでなく、若者や女性含めた一般に一気に普及し始めたところでした。
つまり、一億二千万人の、貧富の差が少なく、リテラシーも高い、99%以上、日本語の読み書きができる人たちで、インターネット人口が爆発しました。ここの波乗りに大成功している輝さんが、今度はインドのインターネット人口急増の波に乗っているわけですね。
当時、日本のインターネット人口の爆発の波に乗った大企業は、多くなかった(たぶん、ソフトバンクとリクルートぐらいかな…)日本は低成長でしたが、アメリカではGAFAMが大きくなったり、中国ではBAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)が大きくなりました。
日本では、若手のみが、このビッグウェーブに乗ろうとして、ライブドア事件で堀江さんが世間からバッシングを受けました。
(私はリクルート事件で江副さんが表舞台から姿を消したのと、デジャヴのように感じていました)
なので、佐藤さん(輝さん)が乗る、このビッグウェーブは本物中の本物です。
世界のGDPランキング、1位の米国、2位の中国につづき、3位は実は日本です。
しかし、GAFAMもBATも生まれていない。
生まれようと頭角を表したところに、世間がよってたかって足を引っ張ったのかもしれません。
もう日本が内需でビッグウェーブに乗れる時代は過ぎ去りました。
だからこそ、佐藤さんはグローバルで投資家をやっているのでしょう。日本もマザーズ市場がなければイスラエルの2%くらいのユニコーン企業は輩出していたと考えています。
現在のマザーズ市場にここ5年ほどで上場し、1,000億円以上の時価総額の企業が10社ほどあります。未上場とあわせると20社ほど。
また、短期イグジットIPOとならないことで、買収が進み、成長しない国内市場で消耗戦を繰り広げるという争いもなくなります。
大規模化を本気で狙いたいのであれば、現在の上場企業を多少強引に退場させてでも、市場再編で、それぞれの市場の閾値を引き上げ、ドライに切るべきでした。
しかし、それも本来は、証券取引所が云々言う話でもなく、市場に任されて自然と淘汰されるべきこと。
日本においては、「大きくなることを目指すべき」というのは社会コンセンサスではないのだろうと思うので、大きくなりたい人たちを邪魔しない制度設計へのフォーカスが必要なのではないかとも思います。インドのスタートアップ投資熱はヒートアップしています。世界のユニコーン牧場第3位はまちがいないところでしょう。なんといっても人口13.8億人という巨大市場を抱えている。日本の10倍なのですから。
1億ドル以上調達したインドのFinTechは、CredやDM Finance、MobiKwik、Slice、RazorPayなど20社を超えています。この傾向は2021年からつづいています。2022年もインドへの投資はヒートアップするでしょう。