この連載について
2022年はどんな年? 未来のスケッチ、テック&サイエンス、ビッグイシューを10本ずつ厳選して紹介していきます。2021年を振り返りつつ、「2022年の世界」を一足先に。年末年始のお供に、総力特集をお楽しみください。
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家電、住宅関連機器、車載機器、電子機器、FA機器等の開発、生産、販売、サービスを行う総合電機メーカー。アジア中心に米州、欧州等に海外展開。2022年4月から持株会社制へ移行。
時価総額
3.59 兆円
業績
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パナソニックも神経のつなぎ方を変えることで、つまり大きなことというよりは部門や人を隔てる小さなハードルを少しずつなくすことでずいぶんよくなりそうですね。
そして、パナソニックが、松岡さんのようなグローバルで大活躍する素晴らしい人材を迎え入れていることも、とても夢があることだなと思います。パナソニックに限らず、歴史が長い日本の大企業であればあるほど、長く続いた終身雇用制とジョブ型との融合をしていくことで、世界で戦い続ける企業へ進化出来る。そんな素晴らしい事例ですね。
アメリカ企業は、短期集中型が多く、日本は長い目でみた経営が多い。欧米の外資系企業を経験して言えるのは、それぞれの特性や良さがあり、「良いところどり」をすると、すごい組織になるなと日々実感します。日本は、欧米やアジアの他の国と比較しても、まだまだグローバル的な人材を取り入れる伸び代がありそうです。
大企業病というのは日本に限ったことではないので皆さん元気出しましょう。そしてもう不治の病でもありません。では今年も元気によろしくお願いします🎍
第三次はコンピュータの進化とビッグデータの活用が相まって、囲碁や、画像認識で人間に迫り、そして圧倒するようになる。いよいよ雇用が脅かされるようになり、書籍「機械との競争」というベストセラーなども生まれました。
ただし、コンピューターだけで計算処理のループができてしまうと、予想外の結果が発生してしまう可能性もあるので、人間がチェックするという仕組みが広がりかったかと思います。
そして松岡さんが立ち上げたYohanaでは、人間らしさが価値。となると、AI(数値を高度に統計処理するマシン)では、「時には厳しいことを言う」のような、なかなか実現しえないことかかと思います。
となると、人間によってこそ気遣いは生まれるのですが、一方で、人間には経験やスキルの差が大きいため、サービスにも品質差が生まれてしまう。そこで、AIによるトレーニングとサポートによってばらつきを抑える。といった構図でしょうか。
奇しくも、2021年のモノ不足によって、世界的な人手不足という構造的な課題が浮き彫りになりました。こうした中、AIが雇用を奪うのではなく、むしろ人らしさをサポートすることで生産性が向上し、人手不足の緩和というシナリオも描けるかともいます(楽観的すぎますが)。
▶︎
・日本では横の部署とコンセンサスを取りながら物事を進める必要があるために、組織が大きくなればなるほど、ビジネスの進行が遅くなってしまう。大企業がイノベーションを起こすには、小さな組織を設け、そこに権限移譲をして自由に動ける仕組みが必要である。
また、以下の記事にあるようにパナソニックとしてはYokyさんの下で人材育成も狙っているようです。
パナソニックに「シリコンバレー流」経営 2週間で改善
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF075G10X01C21A2000000/
AIの活用もそうですが、スタートアップではなく日本を代表する大企業からイノベーションを起こそうとしているところは、元大企業で大企業からのイノベーションを諦めた人間としては今後を注視したいと感じました。
パナソニックには松下幸之助さんの理念が根付いていることが本当に貴いことだと思います。松岡さんがパナソニックにどういった変化をもたらすのか、1年後にまたインタビューを読みたいです。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません