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2021年12月30日 公開

【成田悠輔】新しい鎖国。NEO江戸時代が到来する

「世界と日本の距離が、だんだんと離れていっている感じがするんです」。経済学者で米イエール大学助教授の成田勇輔さんは、2022年の日本と世界について、こう話す。そんな成田さんは「ネオ江戸時代」の到来を予見する。ネオ江戸時代とは何か。さらに、岸田政権が謳う「新しい資本主義」についても聞いた。(15分/出演:成田悠輔、池田光史/デザイン:黒田早希、國弘朋佳/編集・音効:栗原良介/プロデューサー:安岡大輔/総合演出:小西健太郎)
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江戸時代は、250年の泰平の時代であるとともに、250年の停滞の時代でした。
 人口は3千万人からあまり増えませんでした。
 明治維新後、義務教育と医療の改善、そして経済が世界とつながったことで、日本の人口は50年で倍増しました。戦後も、2000年頃までは人口増加期が続きました。
 経済が世界とつながり、輸出入と生産と雇用が増えていくことは、人口を増やすうえで、従来は非常に大きな効果がありました。
 今、日本の生産と雇用、そして人口は減り続けています。これは、日本が鎖国したためというわけではなく、通貨の力関係と、中国の台頭によるものです。日本は世界の工場ではなく、そもそも製造業が以前ほどはもうからない仕組みが世界的につくられてきました。
 グローバル化はとどまることはなく、資産は移動し続けるし、日本政府はもちろん、中国政府ですら資産の国外持ち出しは止められないでしょう。
 そういう意味でも、「鎖国」とは違うのですが、資産をグローバルに自由に動かしていける人たちと、そうでない人たちとの格差は広がり続けます。
 たぶん、グローバル化によって、資産を増やし続ける少数派と、とり残されて資産を蓄積できない大部分の人たちの格差が広がるでしょう。江戸時代の、みんな貧しく、という社会とは違います。
 米国でトランプ派とリベラル派の争いというかたちで起きている分断、というのもこういう格差から発生した分断で、同様の分断は中国やインドを含め、世界中で起きています。
 そこで、政府ができるのは何か、が問われてきます。トランプ氏とか、習近平氏とか、やり方は違いますが、内向きになって、自国民のとり残された人たちの生活を優先する傾向はあります。これは、米国や中国は自国が大きいからいいのですが、日本の場合、内向きだけでは生活水準の維持もむずかしいでしょう。
すごく面白かった。絵もそうだし横ばい力もそうだけれど、「日本とアメリカの違いをきちんと理解したうえで議論する」ということが実は本質的であると思いました。「格差」という言葉1つを取ってみてもメジャーとリトルリーグが同じ「野球」としてとらえられている感が大きいので。
すごく面白くて、フムフムと頷きながら引き込まれるように見終わりました。世界を相手に戦える巨大産業が自動車だけになり、それさえ先行きに?マークが出て日本が世界から離れてネオ鎖国状態になって行くだろうという冒頭のセッションの話から、トップ10人への増税で30兆円集められるほどの金持ちがいない日本では、分配を強調して分断を煽るより貧困対策を重視して稼げる人に稼いでもらう方向を考える方がよかろうという最後のセッションの話まで、殆どすべてに納得です。( ..)φメモメモ
ただ、今では日本は石油も天然ガスも鉄鉱石も肥料も飼料も食料も海外に頼っていて、石油と肥料の輸入が止まったらコメすら国内で作れなくなるのが現実です。電気もガスもない生活を受け入れるなら別ですが、日本は資源の豊かなアメリカや中国以上に世界との繋がりが必要な国家です。鎖国状態に陥ることを避け、輸入と広い意味での輸出との間で生まれる価値を高める努力が欠かせません。
日本は新しいものを生み出す力は弱いが“横這い力”は強いとのことですが、かつて日本は電機産業、自動車産業を世界に飛躍させ、半導体も蓄電池も太陽光パネルも液晶も日本が生み出し日本が育てた産業で、日本の社会と日本人は新しいものを生み出し世界を席巻する力を持っていたのです。自動車以外の産業はすべて輝きを失いましたが、“横這い力”は何らかの原因でイノベーション力を失った日本が甘んじて受け入れているだけで、決して本意ではないでしょう。
世界が成長する中で日本が横這いに留まるということは、今の豊かさが続くということではありません。日本のGDPが輸入した資源の上に築かれている以上、成長して豊かになった国々が停滞する日本を尻目に高い値段で資源を買い始めて我が国が買い負ければ、日本の経済的な豊かさは衰えます。日本を鎖国状態に追い込み日本人をこれ以上貧しくしないため、日本をベースに世界に羽ばたく産業を生み出す努力は今後も欠かせないように思います。(^^;
2021年、個人的にものすごく気になっていた成田悠輔さんに、今年の終わりにお話が聞けて嬉しかったです。

めちゃくちゃ興味深い未来図を極めてロジカルにお話しいただきました。
決して暗い未来図ではない、とおっしゃっていたのが印象的でした。

無料なので、本当たくさんの人に見てもらいたい。
成田さんが話された「成長(と貧困対策)」、そして岸田首相が提唱する「新しい資本主義」に関して思う事を率直に述べます。

まず、「新しい資本主義」に関してです。僕の印象では、「新しい資本主義」は、富裕層への課税による「富の分配」だと思います。正直、社会主義と何が違うのかわからないです。そもそも何故こんな事を言い始めたのかもわかりません。貧困層と中間層のQOLが上がらないのは、富裕層の問題ではなく、政治家が国家レベルで日本を経済成長させられなかったからだと思います。むしろ富裕層は多額の納税を行って、国に貢献してきたはずです。にも関わらず、貧困層と中間層のルサンチマン(弱者が強者に対して抱く「恨み」や「嫉妬心」)を煽り、富裕層を締め付け、稼ぐ才能を持つ方々の稼ぐ意欲を削ぐなど、彼ら・彼女らがしてきた尽力をなんだと思っているのでしょうか?僕はただの学生なので、腹を立てるほどの立場でも有りませんが、客観的に考えて違和感しかない方向性です。平均値の低い社会主義を目指しても、皆が不幸になるだけだと思います。

また、考えた方が良いと思うのは、資本主義はグローバルなゲームだということです。動画の中で成田さんが「日本の(経済的な)横ばい力はすごい」と仰ってましたが、これ僕は違うと思います。何も素晴らしくないと思います。日本単体で絶対的な数字を見ると、日本の経済は安定していて良さげに見えますが、世界各国の経済成長と比較して相対的に見ると、ただジリ貧なだけだと思います。外国に日本の価値のあるものを簡単に買われて、日本は外国のものを全然買えない、そういう状況です。

したがって、日本が国として幸せになりたいのであれば、やはり、他国に資本主義における競争で勝ち抜いて、今よりも稼ぐ「成長」が必要です。

問題は「誰が」「どの産業で」稼ぐのか?という事です。具体的な答えは無いです。しかし抽象的な答えを挙げると、「稼ぐ才能のある人」が日本で然るべき援助や規制緩和の追い風のもと、新産業を生み出すほかないと思います。成田さんは、日本が世界と戦えている大きな産業は「自動車産業」しかなく、それも危機に瀕していると仰っています。ならば、資本主義で生き延び続けるに新産業を生み出す必要があります。

分配についての議論は、トップの方々が才能を爆発させて、日本の経済成長を牽引して下さってからで十分だと思います。
直接お会いする予定が、オミクロンの影響で叶わず。しかしiPadで描いてもらったスケッチは流石でした。足下の日本に入国しづらい怨嗟の声に始まり、ネオ江戸とも呼べる日本の未来像を語ってもらいました。
StudentPickerの木戸さんの意見も踏まえて一大学生として僕の意見も書きます。

新しい資本主義について
木戸さんと同じく社会主義との違いは僕もよくわかりません。実際多分中身も決まっていないのでしょう。ただ、資本主義と社会主義は二元論ではなく、ある程度グラデーションのあるものだと思っているので、日本がどの位置に立場を取るか次第かなと思っています。

成長と分配について
成長と分配の話で言えば、成長があるから分配があるのだと思っています。まずは成長がないとみんなで緩やかに貧しくなっていくだけだと思います。日本は成長してないので、まずは成長を目指すべきだと思います。

日本の横ばい力
ちなみに個人的には、成田さんの「日本の(経済的な)横ばい力はすごい」は結構皮肉な意味もあると捉えてます。良くも悪くもStableですよね日本社会。だからワクワクしない。以前Weekly Ochiaiで落合さんと対談した際もこの話をしていたので僕はそう感じました。

日本の特徴は「『グランドデザイン』がない社会」だと思うんですよね。以前落合さんもおっしゃっていましたが。もうスティーブ・ジョブズやイーロンマスク待望論はやめた方がいいかもとさえ思います。

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