この連載について
2022年に注目すべきテクノロジー、サイエンス領域のテーマについて紹介。専門家やNewsPicks編集部の記者が徹底解説します。
この記事の著者 / 編集者
この記事に関連するユーザー
関連する企業
家電、住宅関連機器、車載機器、電子機器、FA機器等の開発、生産、販売、サービスを行う総合電機メーカー。アジア中心に米州、欧州等に海外展開。2022年4月から持株会社制へ移行。
時価総額
3.53 兆円
業績
シェア
新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
Founded in 2003 and based in Palo Alto, California, Tesla is a vertically integrated sustainable energy company that also aims to transition the world to electric mobility by making electric vehicles.
業種
電気自動車
時価総額
78.0 兆円
業績
シェア
新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
この連載の記事一覧
【新潮流】「アグリ・フードテック界のGAFA」は生まれるか
651Picks
【最新事例】ワンクリックで、起業アイディアをつくる人工知能がすごい
1118Picks
【超解説】Googleも参戦。過熱する「時間結晶」の先陣争い
1455Picks
【最新展望】コロナワクチンの成功で加速する「mRNA医薬」
609Picks
【注目】小型衛星のインフラで、世界と闘う日本のスタートアップ
322Picks
【解説】NFTバブルから見えてきた未来
727Picks
【直言】メタバースを制するのは、Facebookではない
919Picks
【到来】あらゆる企業が「金融サービス」を出せる時代が来る
760Picks
【ゼロから分かる】世界はなぜ「Web 3.0」に熱狂するのか
1948Picks
資源リスクが一気に表面化してLFPに各社が動いた。
いざ振り返ってみると、少なくとも液晶とソーラーパネルでは、性能面での差別化が難しく血みどろの価格競争が繰り広げられる「コモディティ化」の世界と化し、日本企業のほとんどが撤退しました。
リチウムイオン電池も、TDKの子会社である中国ATLが成長するといった成功事例を除けば、スマホ用バッテリーではコモディティ化の波にのまれました。
そして唯一残された舞台がEVなど車載バッテリー。パナソニックの津賀会長は2017年、「液晶パネルのように設備を導入するだけでそこそこの品質と性能の製品ができる世界とは違い、リチウムイオン電池は、同じ設備でも、改良を加えることで生産性も品質も高めていける世界」といった旨の発言をしていました。
確かに、日産とNECによるバッテリー会社が製造してきた車載バッテリーは発火事故が極めて少ない。このように日本製電池は確かに品質面で優れています。にもかかわらず、日産とNECのバッテリー会社は今、中国資本のエンビジョンAESCとして再生を図っているところ。日本企業のシェアは首位から3位に後退したパナソニックが上位に顔を出すだけです。
「テクノロジーで勝ってビジネスで負ける」の轍を踏まないためにも、テクノロジーのダイナミックな変革や短期的な業績に一喜一憂せず、10年先を見据えて競争優位を築いてもらいたいと願っています。
しかも単体での活用のみならず、ステンレスなど合金としてさらにその活用範囲を広げてきた。
今回もさらに進化を遂げることが出来たら、さらに未来の展望が開けてくる。
がんばれ、鉄!
例えば、自動運転は高額なLiDARではなく、カメラのみで行う。人間にはLiDARセンサーが付いてなくても運転できるので、原理上、理にかなっているし、最終的には200万円台のEVを販売し、普及させたいという目的にも反してしまう。
この記事にあるリチウムイオン電池も、持続可能性や車体の金額を抑えるために考えれば希少なニッケルではなく豊富にある鉄というのは理にかなっている。
全個体電池への研究開発を各社しているが、テスラではリチウムイオン電池のエネルギー密度を極限まで高めるべく研究を重ね、定期的にその成果を発表している。
全個体電池ほど充電速度は早くないが、省エネで快適に車内で過ごせるキャンプモードやYouTube・Netflixといった気持ちのいいUXを提供して長期間かけて洗練化させているので、充電時間はあまり気になりません。
本論から外れますが、よい記事だとは思いますが、記事中の「鉄(iron、アイロン)」…の発音記号は[áiərn]…つまり「Iron Man」を「アイアンマン」と発音するのと同じで、日本語表記は「アイアン」の方が良いのでは…余計な指摘で失礼しました。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません