22年、世界半導体スタートアップへの投資額は60億ドル以上と予測 多くは中国に
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記事にもある通り、中国の半導体業界周りのVC投資は
米中摩擦も後押しとなり非常に盛り上がっていますが、
大きくは2つの動きに大別されます
(A)「IP/チップデザインレイヤ」での「海亀創業
× 民間グローバルTier1 VCによる大型資金調達」
・相対的に足が早く、中国のデジタル的な強みが発揮
しやすいセグメント
・基本系はかつてのtoCインターネット同様に
「海亀起業家」×「グローバル/中国のTier1 VC」
(ベンチャー例)
・中国版Mobileye 地平線(Horizon)
元NEC米国/Baidu出身 × Legend/Sequoia/Intel等
・中国版Nvidia 摩尔線程(MOORE THREADS)
創業すぐに2,300億円評価
NVIDIA中国の元CEO × Sequoia/GGV/Bytedance
・クラウド側深層学習チップ 壁仞科技(BIREN)
Wall Street勤務経験あるセンスタイム元総裁が創業
× IDG/ Hillhouse/平安等
(B)後発の「製造装置レイヤ」で国策ファンドによる
中長期かつ大規模な後押し
・欧/米/日にまだ強みあり、中国が一朝一夕に追いつく
には距離感があり、足が長いセグメント
・数兆円単位の半導体向け「大基金」による投資が続く
・露光装置、ドライエッチング装置、CVD装置・・・
ほぼ全てのセグメントで国産企業を国有背景の大株主
が育成しようとしている最中
グローバル先進企業へのキャッチアップのスピードには
(A)(B)でかなりの濃淡はあると思われつつも、
総論として中国の(広義の)半導体周りの動向は注視
すべきと感じます
注目のコメント
「中国の半導体関連企業への投資額は、2019年から20年にかけて3倍になった。また21年の上半期に限っても、世界のVCが中国の半導体企業に投資した金額は38億5000万ドル(約4393億円)に上った」