ヤフー、コメントや知恵袋における誹謗中傷対策の概要を公表
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日本は諸外国に比してインターネット上の言論に寛容に過ぎる。先日ふと人に教わり何年かぶりにとあるヤフーのコメント欄を見に行ったら醜悪を通り越し罪深いものだった。
今回の同社の取り組みは改むるに憚る事なかれという意味では評価されるべきものだろうが、そもそも国家の法体系としても業界全体の倫理観も、コンテンツモデレーションという概念のかけらも感じられない。その事が社会なかんずく若者や子供に対してかなり罪深い害悪を成している事につき、大人は諸外国のそれ並みにはもっとセンシティブになり声を上げるべきだろう。個人的に、ヤフコメや知恵袋、あるいはTwitterでの醜い争い、それによって無抵抗に傷つけられていく人々、抑圧されていく言論空間…そういうものを見て、公共というものに強い興味を持ちました。
大前提として、ネットに上げられた心無い言葉が人を傷つけ、ときにあってはならない選択肢に指をかけてしまうこと、それをなくすために最大限の努力をしていくべきだと思っています。
しかしあくまでもそれは短期的な話であって、10年20年、あるいはその先を見据えたときには、「なぜこういったネット空間が成立してしまうのか」「人間のどんな心理がコメントに掻き立てるのか」といったことも、よくよく調べて見る必要があると思いました。
すでにネットはある一定成熟してきており、「とりあえず作って回してみる」段階から、より公共性を鑑みた、複雑な設計が求められるのかもしれません。