【図解】EV化で、「ケイレツ」は変わるのか?
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トヨタが投資を一気に拡大するなど、自動車業界はもっぱら「EVシフト」一色の2021年になりました。そんな中で、個人的に面白いと思ったのがホンハイの自動車への参入です。
車の作り方はいま変わりつつあり、たいへん興味深いため、今日と明日の特集にしてみました。
iPhoneの製造でおなじみの台湾・ホンハイが自動車をやると言い出したのは2015年でした。ただ、なかなか全貌が見えず話は前に進みませんでした。それが去年になってEVのプラットフォームを作ると発表し、今年10月にはついに「現物」が姿を表しました。
全くの門外漢であるホンハイは今までトヨタなどがやってきたようなモデルで車を作るつもりはないようです。彼らは得意の「水平分業」モデルで自動車産業のゲームチェンジャーになることを目指しています。果たして、ホンハイの目論見は成就するのか。そしてそのポイントは。さくっと読める図解でまとめました。まず、先日のコメントでも指摘したがAppleは自動車メーカーの様に原材料メーカーと交渉して部品メーカーの調達価格を決めてしまう。鴻海はまさに自社が調達する部品や材料の値段が決まった状態で購入するケースに大変慣れているとも言える。
また、テスラがこうしたケイレツに入り込めなかった過去があり、テスラは基本的に台湾系のサプライヤーを頼り自動車を作り上げてきた過去がある。台湾の最大手EMSである鴻海が直接的にテスラとやり取りしているポーションは少ないが、鴻海が普段取引してるサプライヤーの中にはテスラのサプライヤーも多いだろう。
部品や材料の購買、そしてアッセンブリーという面で鴻海はノウハウがあるとは言える。自動車ではどうか?というとまだまだ、記事で指摘のある実績多数のマグナのようにはいかないだろうが、それでもそこに自信があるからこそ、EVに勝機を見出してるとも思われる。EVによって自動車産業の構造が変わるのがよくわかるレポートです。エンジンがモーターに代わるだけでこんなに簡単に車が作れるようになるとは。まるでプラモデルを作る感覚ですね。
コネクティッドカーも進化させやすい。遠隔から故障カ所を発見し、遠隔修理するということも簡単にできる。
購入から利用へという流れは加速しそうです。2年ごとの乗り換えキャンペーンなどもスマホの販売モデルに似てくる。ガラケーにこだわっていては、乗り遅れてしまいます。