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日本の生産性23位で最低 20年、雇用維持が下押し

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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    新型コロナウイルスが襲った直後の昨春、米国では4%弱だった失業率が一気に15%に駈け上がり、その後、労働移動を伴いながら下がって行きました。仕事の無くなった企業と産業から仕事の増えた企業と産業に人が移っていますから、米国の平均賃金はコロナ禍の中で上がり続けています。
    かたや日本では失業率は殆ど上がらず、一気に増えたのは100万人台から6百万人に駆け上がった休業者です。6百万人といえば失業率に換算して約10%。日本でも、仕事が無くなった人は米国並みにいたわけです。
    厚労省は雇用調整助成金の適用対象者数を公表していないようですが、コロナ禍で急増した休業者の多くは、雇用調整助成金等の補助金で給料を貰いながら仕事がない社内失業状態の人たちでしょう。雇用調整助成金等で企業を守る代わりに解雇規制が厳しい日本では、企業は、残業を減らし賞与を減らし出向先をみつけるなど仕事を分け合いながら余剰人員を吸収して行きました。その結果日本では、コロナ禍中で賃金が下がっています。
    「雇用調整助成金などにより雇用維持を重視したことが生産性を下押した」というのが事実かどうかは専門家の検証を待つしかないですが、短期的には雇用を守って安心な日本の方式が、中長期的に生産性の低い企業を存続させて労働力を固定化し、企業の新陳代謝を妨げて生産性の向上を阻むのは自明の理であるように思います。
    成長と分配の好循環を成し遂げるため何より重要なのはこうした雇用保障の仕組みを改め従業員が安心して成長産業に転職できる体制を整えることですが、新政権にもその覚悟はなさそうですね。(・・;


  • 温厚で思考好きな人

    『生産性が低い』という話題になるとやたら『無駄な会議』といった話になりがちですが、外国の企業や労働者の効率が良いと思いますか?外国は外国でそれなりに無駄があるのですよ。

    労働生産性はあくまで金額ベースなので、日本人が切磋琢磨して凄い旨い料理を1000円で提供しようが、外国で不味い料理を2000円で売っているのには勝てません。日本は政府がプライマリーバランスを重視するばかりに財政を絞ったことが大きな要因だと思う。ロジックはこんな感じ。

    行政が予算を削る。学校や自治体などで非正規の雇用が増える。公共事業が減り少ない仕事を薄利で取り合う。給与が増えないからチープな商品を求める人が増える。100均のような薄利多売の業態が増え伸びる。その裏で500円で似たような商品を打っていた文具店などが儲からなくなっていく。デフレマインドの定着で悪循環・・。

    あと日本人の気質も影響しているかと。賃上げ要求のストをする人がとても少ない。ブラック企業で我慢して働くタイプが多い。それはブラック企業を存続させ、労働者を虐げている分だけホワイト企業より競争力が強い。加えて外国人労働者を増やしITなど生産性向上への投資と逆行して、さらに人手不足がおきにくいので賃金が上がりにくい。さらにチープな商品を求める人も増やしてしまう。

    これらの流れを逆にする必要があると思う。例えば外国人労働者は必要最小限にして、むしろ海外の金持ちや優秀な人材が日本に滞在してもらう方向。必ずしも日本企業が高給で雇う必要はない。海外企業でノマドでOKのような企業が支店を日本に置いてもらい安全そしてコスパの良い日本の生活を楽しんでもらえばいい。リモートワークで日本人が地方都市で生活するような感覚。


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    日本協創投資株式会社 代表取締役社長

    生産性の話は何度かコメントしてますが、、
    生産性の計算式からしても、先進国の中で日本が低い要因には2つあると思います。
    1. 日本人は平均的には仕事の成果が低い
    2. 付加価値(利益+賃金+減価償却費)が低い

    1.については「雇用が硬直的(解雇規制が厳しい)ので働かない怠惰な人が社内に多くいる」「成果を出さなくてもクビにならないから余計な会議など仕事のスピードを意識しない」などの傾向につながると思います。これはこれで原因の一つだと思いますが、働かないおじさんはいると言っても一部ですし、他国と比べて平均を見た時に日本人が怠惰であるとはとても思えません。

    それで2.ですが、要は「日本企業は製品やサービスを安く売り過ぎ」だと私は思っでいます。品質に比べた価格設定が低すぎるので利益が充分出せず、その結果、賃金や設備投資にお金が回らない。さらに、利益が出ないから人件費や設備投資をギリギリまで削る、という悪循環が、過去のデフレだと理解してます。(人材投資や設備投資をしないから利益が出ないというのもあります。)
    典型は飲食業で、海外経験豊富な人ほど「日本の外食のコスパ最高」と口を揃えます。安く売り過ぎです。

    近時、コロナもあって資源や食料品などの価格が上昇傾向です。人手不足で全体的には賃金も上昇圧力。コストプッシュ型の悪いインフレの傾向があるように思います(特に米国)。
    経営者は、このタイミングで値上げを真剣に考えるべきだと思います。ライバルとの競合は怖いですが、自社の製品サービスに自信を持って、さらに付加価値を磨き、思い切って価格を上げる。それで増える利益を賃金と投資に回す。
    コロナ禍がきっかけになって、そういう方向に頭を切り替えられればと思います。


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