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【脳科学】私たちの世界は、ほぼ「推論」でできている

NewsPicks編集部
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  • 第1期 NewsPicks Student Picker 京都大学大学院教育学研究科 博士課程

    乾先生をNewsPicksで見られる日が来るなんて、感動…そして感動ついでに自分の専門に近いので、長文コメントを…

    まずは、記事にあった脳の「推論」のお話で、脳は推論するだけでなく、絶えず「予測」し続けることが知られています。何かイベントが起こる時、まずは脳が「予測」を行い、イベント終わりには「予測誤差」の修正を行う。そして、次のイベントの時には修正後の「予測」を行い、また修正の繰り返しが起こっていると言われています。今年、世界の最前線を走る神経科学者リサフェルドマンバレットさんが出された著書が翻訳されたので、ぜひ!「脳科学」はキャッチーで単純化され過ぎている節(例えば意思決定には脳のこの部分が関わっているとかいう1対1対応させる考え方)もあると思っていて、そういったことも考えさせられます。

    バレット博士の脳科学教室 7½章 https://www.amazon.co.jp/dp/4314011831/ref=cm_sw_r_apan_glt_i_PBN1HFXY6JXXTS4WBTQD

    そして、6つの基本感情のお話がありましたが、これは長らくこの分野の研究を支えてきた枠組みです。これらの感情を表現した顔写真を実験に使ったり(例えば驚きと嫌悪の感情を顔から区別できるか)、何か見せて、6つの感情をどれくらい喚起したかラベリングさせたりしてきました。しかし、リサさんはここでも世界の研究者の議論を呼ぶ考え方を提唱しています。「感情の構成主義理論」というように呼ばれる理論ですが、端的にいうと、感情は心の中で作り出されるものであって、1つひとつの感情体験はすべて異なっているというような考え方です。この理論では基本感情説を否定していて、感情の本質はいくつかの次元の中で動いているものという風に言われています(「感情価」「活性度」の2次元は最も有名な分け方で、これを提唱したラッセルさんという方はリサさんの師匠)。ぼくの拙い説明だと面白さが伝えられないので、ぜひ下記の本も手に取って頂ければと思います。

    情動はこうしてつくられるー脳の隠れた働きと構成主義的情動理論 https://www.amazon.co.jp/dp/4314011696/ref=cm_sw_r_apan_glt_i_2FDVXPFRNNJRTVDKPE93?_encoding=UTF8&psc=1


  • ライター バーとパンダと旅が好き

    今回のテーマは脳科学です。わぁ~理系テーマだ、どうしよう!と焦りましたが、乾先生は一般向けにとてもわかりやすく話してくださいました。

    お話を聞いて、ちょっと拍子抜けしてしまいました。私のイメージでは研究が進めば進むほど、「この行動にはこれ!」みたいに人間の行動や思考に対して脳が決定的な働きをすることが明らかになると思いきや……推論って!

    え、推論? 何それ予想? じゃあ間違うかもしれないってこと? 驚きを隠せませんでした。

    なんかこの隙というか余白のある感じが、人間が人間たる所以なのかな~と思いますし、推論というある意味、確定的ではない働きで物事がおおむねうまく進んでいることが、逆に脳のすごさなのかもしれないと感じています。

    今回も興奮の連続です。ぜひ音声と合わせてお楽しみください!


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    ヴィジョナリーブランド株式会社 代表取締役社長

    感情や思考が解き明かされる脳科学は、興味高いトピックです。基本感情6つのうち、5つもネガティブな感情とは、驚きです。

    瞑想の効果は、まずは体を理解するところからスタートして心にというのも、順序が驚きです。本格的な瞑想でなくとも、朝や寝る前に、静かな時間を5分でも持ち、振り返ると、頭もココロもスッキリして、より俯瞰的な景色が見えてきます。この短い時間に脳がすごいスピードで色々な情報を処理してくれていると思うと、脳科学は奥深いですね。

    以前、ダニエル・ゴールマンのEQ関連書籍を読んだ際も、EQを解き明かすために、脳の仕組みが説明されていて、とても腑に落ちました。脳科学をわかりやすく説明してくれると、まるでマジックだと思っていたことが、ロジックで謎解きを説明してくれるようで、より理解でき、行動に反映しやすくなりますね。脳科学は、ある意味救世主です。


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