オミクロン株特化のワクチン追加接種不要=ファウチ氏
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ファウチ氏はデータを見る限り3回目の接種による感染の予防はある程度有効で、使用されるワクチンは従来の新型コロナウイルス用でも相応の効力を示すと考えています。当初は遺伝子変異部分の多さから、全く効果を示さないのではないかとの懸念が伝えられていました。
これによりこれまでの流れが具体的に何かが変わることはないと思います。すでにワクチンを販売している企業はおそらく、この発言を受けた上で今後のさらなる変異株に対処するためのベースを用意する必要性と、オミクロン株に対してより効果を示す可能性があるワクチンを提供するために、オミクロン株をベースにしたワクチンの開発を継続すると思います。
オミクロン株に対する従来の新型コロナワクチンの動向は以下にまとめています。
「3回接種でオミクロン株『7割超の予防効果』英当局」(テレ朝news 2021年12月11日)
https://newspicks.com/news/6448441?ref=user_1310166
科学と政治・政策の合間の領域ですが、ファウチ氏の発言は米国政府が政策反映する確率が高いため与えるインパクトは大きいと思います。このような話も加味した上でパウエルはあそこまで舵を切ったのでしょう。とすれば、今晩のECBもオミクロン要因で従前の発言を覆すことは考えにくくなってきました。
ワクチン格差とはいうものの、アフリカ諸国では平均年齢が低いこともあり流行している割には被害が小さい。加えて報道を見る限りは国民がワクチンをそれほど求めていなくてワクチン接種が進まないのは供給の問題以外も大きいように思う。
また被害でいえば欧米の方が桁違いなワケで『先進国のブースターより途上国の2回目』みたいな理屈はそこから考えるともう少し柔軟さが必要に思います。