[ロサンゼルス 13日 ロイター] - 米アカデミー賞の前哨戦とされるゴールデン・グローブ賞の候補作品が13日発表され、ドラマ映画部門では「パワー・オブ・ザ・ドッグ」と「ベルファスト」が最多7部門でノミネートされた。

このほか、地球温暖化を風刺した「ドント・ルック・アップ」、テニスのビーナス姉妹の父親を描いた「ドリームプラン」、スティーブン・スピルバーグ監督による名作ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」のリメーク版、青春映画「Licorice Pizza(原題)」がそれぞれ4部門で候補になった。

配給元のノミネート数では「パワー・オブ・ザ・ドッグ」などのネットフリックスが17部門でトップ。

また、英語以外の映画の作品賞で浜口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が候補に入った。

受賞作は1月9日に発表される。同賞を巡っては、主催するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)の倫理面や人種的多様性の低さを巡り反発が高まり、今年5月に米NBCテレビが授賞式を中継しないと発表した。

通常は候補発表を受けてソーシャルメディアなどで感謝などの反応が多く見られるが、今回、多くの映画会社や俳優らは沈黙している。