[北京 13日 ロイター] - 中国の重慶智飛生物製品の子会社、安徽智飛竜科馬生物製薬は13日、同社が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、小規模な臨床試験でオミクロン株に対する抗体が検出されたが、変異前の新型コロナとの比較で抗体反応が低下したと表明した。

中国のワクチンメーカーがオミクロン株に対するワクチンの効果について初期データを発表したのは初めて。

1カ月前に3回の接種を終えた被験者32人のうち78%から中和抗体が検出された。ただ、変異前の新型コロナとの比較では抗体の水準が約3分の1に低下した。