【独白】株価、中国、バフェット。伊藤忠CFOが全てを語った
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注目のコメント
7年という長きにわたりCFOを務め、岡藤会長を支える鉢村CFOにインタビューしました。
決算発表などではかなりお堅い印象だったのですが、インタビューではどんな質問にも率直に、丁寧に答えて下さり、貴重なバークシャー社とのやり取りの一端まで話していただけました。この柔軟性は、長きにわたり、投資家とさまざまなやりとりをしてきた経験があるからこそなのでしょうか。
個別の事業など、難しく感じる方は、昨日のインフォグラフィックとあわせて読んでもらうとわかりやすいと思います。https://newspicks.com/news/6450796?ref=index&block=picked_9384修羅場をくぐってきた方のインタビューだなという印象です。ただ「バークシャーともトップとダイレクトにコミュニケーションをとっていますが、内容については申し上げられません。」というのはどうなんでしょう?特定の大株主を優遇していると言われても仕方がないのでは?
追伸:なぜこのコメントをしたかというと、アメリカ時代にこうしたイチャモン(?)をつけてGEからデータをもらったことがあるからです。確かにバークシャーとのやり取りの一端だけでも垣間見えるとよかったのになあと思いますね。しゃべれるタイミングが来たところで、また是非インタビューお願いします♪
伊藤忠の稼ぎ方とありますが、まだまだ基本的な稼ぎ方は総合商社はどこも同じです。
単体のPLを見るとわかりますが、営業損益レベルでは各社とも真っ赤(伊藤忠はわずかに黒字ですが)。それを海外のあちこちで張っている投資先からの「上納金」を営業外収益に計上することで経常黒字にしています。
少子高齢化で日本の市場が縮小し、国内で稼ぎにくくなりつつあるなかで、本社で抱える日本人社員が世界のあちこちで稼げるビジネスを展開する。
慌ててグローバル化しようと苦戦している日本企業が多い中、ある意味で総合商社はあるべき正しい経営を太古の昔からやっていたというわけです。
総合商社の中で伊藤忠の財務パフォーマンスが際立ってきましたよね。ESG投資の流れを受けて、その傾向はますます強まっていると見ています。