1日200個「荷物に殺される」 過酷さ増す宅配ドライバーの実態
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有料記事なので読めませんでしたが、橋本愛喜著『トラックドライバーにも言わせて』という本を読みとても考えさせられたのを思い出しました。
(著者自身のドライバー経験とインタビューのもと、運送業が直面する問題(路駐問題のミソや荷主側とのパワーバランス、人手不足など)が詳細に書かれているので是非読んでみてください!)
中でも印象に残っているのが、『指定した時間帯に、8つ角がしっかり残った荷物が、車体に傷・へこみ一つない「ドライバーのネームプレイト」付きのトラックで届けられるのは、世界広しといえども日本ぐらいなものだ。』
本当にそうだと思います。つい最近アメリカでですが、ダンボールではなく手紙ですが、封が開き、中の手紙にタイヤの跡のようなものがついた状態で届きとてもショックでした笑
日本のサービスは本当に素晴らしいと思います。ですが、私たち消費者は、つい「送料無料」という言葉に釣られてポチッとしてしまいますが、ドライバーは無料では働いてませんし、サービスのバカ丁寧さに甘んじている気がします。
かつては運送業は、運んだ分だけ高収入だったそうですが、現実は荷物量に関係なく1日に1万7000円、月収入35万円のうち20万はガソリン代へともなれば、もはや魅力度も下がってしまいます。
今一度消費行動を考え直さなければですね。
注目のコメント
置き配がディファクト化して、持ち戻り荷物が無くなり、毎日不在票を何枚も書くことが無くなった反面、生産性が上がり、一人で持ち出す個数が増えている。
今後も荷物は増え続ける事を想定すると、様々な運び手を増やす事、1軒の荷物を纏めて共同配送する事、自動化無人化する事など、既成概念にとらわれず構造変革を進める必要がある。
運送会社各社の競争もあるが、環境負荷低減や宅配クライシスなどの社会課題は業界内外の共創が必要な領域です。便利さの裏に誰かのしわ寄せがあるケースですね、、
送料無料が当たり前になり、翌日配送が当たり前になり。
確かに困った時はありがたいです。
でも本当にその便利さが毎回なければいけないのか、とも思うし、とはいえこの便利さに慣れてしまったらもはや翌々日であることでさえ不便に感じてしまうのも事実。
提供側は早く、安くだけでなく、翌日でなくてもお客さまが荷物を待つ時間が楽しめるような工夫をするなどして歩み寄らないと、荷物を運んでくれる人がいなくなってしまいかねないと思いました。建設、介護、運送は、維持できるか、かなり厳しいですね。実のところ、日本、特に地方に必要なのは、サービス対象領域の縮小と非常に大規模で計画的な撤退戦のように見えます。
農業と漁業は、今の生産水準を20年後に維持するのは無理でしょう。技能実習生とかではなく、日本の農地と漁業権を、永住権を付けて外国人に売却するなら別ですが。
農業と漁業は、輸入に切り替えれば、日本人が飢え死にすることはとりあえずありません。
しかし、現在のように中小の建設会社の廃業が続くと、老朽化するインフラを維持できなくなります。道路も鉄道も水道も、修復する業者がいなくなります。
中小の建設会社も、今や技能実習生頼みのところが多いですが、数年で帰国するベトナム人やインドネシア人では、足りなくなっています。
運送も、宅配に限らず、建設資材などの輸送も含めて、トラック運輸全体が人手不足になっています。タクシーなども中小は維持できないでしょう。
宅配については、できる限り省力化していくしかないでしょう。中国でやっているようなかんじです。再配達をしないですむ「置き配」が進んでいますが、たとえばタワーマンションなども含め、集合住宅の配達は1日1回、入り口の集合ポストのところに山積みにするだけににする、オフィスがたくさん入っているビルも同様、というふうにせざるをえないでしょう。それでトラブルが起きても、縮小減退社会の共同負債として受け入れるしかないでしょう。