大阪カジノリゾート、巨額公費負担の可能性

読売新聞
大阪湾の人工島・ 夢洲 ( ゆめしま ) (大阪市此花区)の整備を巡り、大阪市に巨額の出費が発生する可能性が出ている。カジノを中核とする統合型リゾート(IR)の候補地について、市が土壌汚染や液状化の対策費を例外的に負担
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夢洲は、大阪を借金で破綻自治体寸前まで追い込んだ維新以前の大阪市建設局の象徴的な負の遺産と承知しています。大阪では、比較的リベラル指向が強いとされる某大学工学部土木科出身の職員と左派系の組合とが相俟ってこうしたものが次々と作られました。そうした悪弊を排除して大阪を立て直したのが大阪維新の会で、それが分かるから、大阪では維新が今なお高い支持を得ているんじゃないのかな・・・ 維新が大阪の政治を担うようになって負の遺産が次々と活性化され、最後に残った大きな負の遺産が夢洲で、姫路から京都まで主な観光地を1時間そこそこでカバーできる扇の要の位置にあって、国際都市大阪も控えています。だから維新は万博とIRを活用して夢洲を生き返らせる方針を打ち出した。しかし、維新にお株を奪われた自民党市議団をはじめ維新の活動を快く思っていない勢力は今なお間違いなくあるはずです。
関東に住む私は維新に思い入れはないけれど、「市が埋め立てなどに投じてきた費用は約3000億円」というのは、維新以前の大阪の政治勢力の負の産物です。これは今後の意思決定に拘わらず回収不能の埋没原価ですから、この先考えるべきは、土壌汚染対策等に投じる追加費用と再生された夢洲が未来に亘って生み出す価値との比較です。夢洲再生に要するコストが再生された夢洲の生む利益(+放置した結果要するコスト)を上回るなら放置すれば良いですが、そうでなければ、再生コストを市が負担しても十分採算が取れるはず。
夢洲に投じた3000億円は埋没原価で、放っておけばいずれにしても回収不能です。夢洲を利用可能にした結果得られる将来の賃料が大阪市が負担する土壌整備等のコストを上回るなら、何もせず放置するより大阪市にとって遥かに有利です。土壌整備をして貸さなければ3000億円が永遠に無駄になるだけですし、土壌の改良費用を賃料に上乗せして借り手がつかなければ再生の道が閉ざされます。
そうした冷静な計算が記事からは読み取れません。経済合理性より政治的な思惑が優先する結果にならなければ良いけれど (・.・;
何をどう作るのか、という全て決断とプロセスに、この計画に関わる人たちの哲学というか、ものの見方が反映されているように思います。

結果良ければ全て良し、という考えは確かにあると思いますが、これほどまでに人によって「良い」の基準が様々な昨今、誰かの基準や何かの一般的な価値観に迎合せずに、決断とプロセスに関わる人たちは皆んな自分の軸に自信と責任を持って取り組んで欲しいと個人的には思います。
夢洲を活用しようとすれば必ずコストが掛かります。公費負担とは言え、投資によって収入の見込みがあるならば問題無いと考えます。現在、万博とIRによる経済活性化ばかりが話題になっていますが、府民の憩いの場としても活用されることに期待したいと思います。
その結果、土木関連業者が潤うことになってしまいます。

まさに、土建王国日本。

田中内閣時代の「日本列島改造論」以降、脈々と続いています。
これじゃあ、子育てに充てる財源がなくなりますよね。
大阪万博のあと、関西経済の起爆剤の一つ期待されているIR事業ですが、埋立地ということもあり、懸念材料も出てきているようです。