企業理念を誤解しないように社員へ伝える方法とは?
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企業理念やパーパスが、上手く業績成長へ繋がった企業での経験上言えることは、社員の共感だけではなく、「一人ひとりが具体的に体現して行動する」ことが、成功の鍵です。
社員が共感することは、大切な第一歩ですが、素晴らしいパーパスや理念に共感するだけで終わってしまうと、企業の目標達成や成長へ繋がりにくいです。なぜなら、一人ひとりの言動が、パーパスと一致してこそ、個々も企業も成長&進化できるからです。
そのため、現場目線でのわかりやすいコミュニケーションや手法は、とても大事です。現場目線で共感でき、一人ひとりが行動に反映出来れば、とてつもないチカラを発揮して、社員もモチベーション高く、楽しい仕事へ繋がります。
さらに、パーパスを個人評価のコンピテンシーまで繋げることが大事です。ここまでやっている企業は多くはないのでは。評価コンピテンシーまでリンクしていると、「自分ごと」と自覚も高まります。パーパスが浸透していない時は、現場の従業員へ耳を傾けるのが、一番の近道です。企業理念 & パーパスの力は、絶大です。企業理念を作って満足する。
理念のための理念になっている企業は多い。やっていることと言っていることのギャップも大きい。まさに形骸化している。
価値ある企業理念にするためにも、本質的な再定義、自分ごと化などの取り組みは必須です。
企業理念を掲げているだけでは何も生みませんからね。ワタシが過去に勤務した企業で「理念が浸透している」とハッキリ言える会社は2社だけ、それはJohnson and JohnsonとLUSHです。そして、この2社に共通していたのは次の3点でした。
・可視化された経営理念・価値観がビジネス上の判断や人事制度、オフィスルールに至るまで、あらゆる点において矛盾無く徹底されている。
・可視化された経営理念・価値観が、組織内に徹底・浸透しているかどうかを常に確かめている。(できていない場合には諫める)
・可視化された経理理念・価値観について、そのことだけについて話し合う時間と機会を持ち、共通理解を維持する努力を絶やさない。
「多様性」や「自由」との混同で、この理念や価値観も押し付けになるのではないか、という向きもあるようですが、あくまで根本に共通・共感・共有の「存在意義」があってこそ、実現するのが「多様性」では無いかとワタシは思います。